30代が「お肌の曲がり角」なら40代は「お肌の激変期」といえます。
40代になって急に肌質が変わったと感じていませんか?
シミ、しわ、たるみが気になりはじめませんか?
40代の女性のお肌は大きなターニングポイントを迎えます。
その理由はホルモンバランスなのです。
更年期が近づいて女性ホルモンが激減してくることが理由として考えられます。
女性ホルモンは、女性の美しさを支えてくれる重要な役割を担っています。
その女性ホルモンの助けが少なくなるのですから、当然お肌の衰えも今までとは比較にならないほど深刻になります。
そんな40代だからこそ化粧品選びにこだわって、いつまでも若々しい肌の輝きを保っていたいものですよね。
当ページでは、40代の化粧品選びの際に知っておきたい10の項目を紹介、解説しています。ぜひ、参考にしてください。
40代からの肌トラブル
40代は、妊娠・出産、そして子育てと大忙しの時を経て、ようやくホッとする時期ではないでしょうか。
今までお肌のお手入れも忙しさに紛れて手抜きが多かったと思います。
30代はまだまだ修復力もありましたが、40代になるとその力も衰えてきます。その最も大きな原因が女性ホルモンの減少です。
30代の化粧水に関しては以下の記事を参考にしてみて下さい。
女性ホルモンは、お肌の潤いを保つコラーゲンの生成を促し、シミやソバカスを排出するターンオーバーを正常に保ってくれます。
ところがこの女性ホルモンは更年期が近づくにつれて急激に減ってしまい、お肌は乾燥肌になってシワが増え、そしてターンオーバーがうまくいかないためシミやソバカスが目立ってきます。
つまり今までとは原因が異なってくるので、30代と同じ化粧品を使っていたのでは、これから来るであろう本格的な衰えに対処できなくなってしまうのです。
40代の化粧品選びの前に知っておきたい10の項目
40代はお肌の美しさを保つためのコラーゲンやエラスチンなどの生成量が急激に落ち込んでしまう時期です。
肌が乾燥するためトラブルも多くなってきます。
そのためには40代の女性にとってトラブル予防と改善を兼ね備えたエイジングケア化粧品を選ぶ必要が出てきます。
それでは、40代の化粧品選びの際に知っておきたい10の項目を具体的に解説、紹介します。
ブランドの知名度
経済的にも少しゆとりが出てきた40代の化粧品は、無名のものよりもやはりブランドの知名度で選ぶ方が安全です。
ブランド化粧品は、やはり安全性や成分に信頼がおけますから、肌トラブルも少ないのではないでしょうか。
もし何らかの肌トラブルがあっても、きちんとカスタマーセンターなどが設置されている場合が多いので、対応してもらえるので安心感が違います。
有効成分
40代になるといろいろな肌トラブルが起こります。
それに対応するための有効成分を知っておくことは若々しい肌をキープするのに大切なことです。
今自分に必要な有効成分は何か。どんなトラブルに効果があるのかなど、有効成分を限定してピンポイントで化粧品を選ぶようにしましょう。
お肌への安全性
20代、30代は肌細胞の修復力があるため、あまり肌トラブルも出ません。
しかし40代になると肌が敏感になり、今まで使っていた化粧品でも、ある日突然合わなくなってしまうこともあります。
その原因として考えられるのが保存料や防腐剤、香料などの添加物です。
40代になったら今まで使っている化粧品の成分表を見直してみましょう。
お肌への浸透力
40代はターンオーバーが衰えてくる年齢です。そうなるとお肌の表面の角質が硬くなってしまいます。
そのため化粧品で水分や美容成分を補おうとしても、なかなか浸透してくれません。
40代の化粧品のキーワードは「浸透」です。お肌の表面だけでなく、肌の奥まで浸透するナノ成分入りの化粧品を選びましょう。
お肌への保湿力
40代のお肌の水分保持率は、20代に比べるとおよそ半分に減少してしまうといわれています。
お肌の水分量が減ると肌のハリがなくなり、シワの原因にもなります。
お肌の保湿にはセラミド配合の化粧品が有効です。
ヒアルロン酸もお肌の保湿には有効ですが、肌内部には浸透しないため根本的な改善にはつながりません。
敏感肌対策
40代になると今まで普通肌だった人が急に敏感肌になってしまいます。これは乾燥肌が原因です。
肌が乾燥すると角質層が不揃いになり、そこからいろいろな刺激が肌の奥に入り込んでしまうからです。
つまり角質層というバリアの働きが鈍くなってしまうためです。
こうしたトラブルを回避するためにも、とくに化粧水には敏感肌用のものを使うように心がけましょう。
保湿不足や乾燥による肌荒れが気になる方は以下の記事も併せて参考にしてみて下さい。
美白効果
40代になるとお肌のターンオーバーがうまくいかなくなります。
そうなるとシミやソバカス、くすみなどが肌に残ってしまってなかなか取り除くことが困難になります。
そんな時には、美白効果のある化粧品がおススメです。美白成分がターンオーバーを促して透明感のあるお肌にしていきます。
エイジング対策
40代のお肌の場合、まだまだエイジングケアは先の話と構えていると、あっという間に老化のスピードが早まってしまいます。
エイジングケアの最新美容成分を含んだ高い効果が期待できるものを使いましょう。
肌本来のバリア機能をアシストできるような設計をしている化粧品を選ぶようにしましょう。
紫外線対策
紫外線はお肌の大敵です。
紫外線が真皮のコラーゲンを破壊し、シワの原因を作ります。
さらにメラノサイトを刺激してシミやソバカスを増やします。若いころは修復もできましたが、40代になると難しくなります。
紫外線は戸外だけでなく、部屋の中にも入ってきます。
紫外線対策には日焼け止めを使う人も多いでしょうが、化粧品自体にUV 効果の持つものを選ぶようにすれば部屋の中にいても安心できます。
ピーリング作用
40代のお肌は、ターンオーバーがうまくいかなくなり、古い角質が残ってしまいます。
古い角質が残っていると真皮の奥の方にいる新しい細胞が表面に出ることができず、シミやソバカス、くすみなどがそのまま残ってしまいます。
そこでその古い角質を強制的に落として、新陳代謝を促してくれるのがピーリング剤です。
AHA(フルーツ酸)などが配合されたピーリング石鹸やパックなどが使いやすいでしょう。
40代向け化粧品の人気成分
20代、30代に化粧品にはあまり必要ではない成分でも、40代ではぜひ取り入れてもらいたい成分というものがあります。
ここで紹介するのは、新陳代謝や女性ホルモンの分泌が衰え始めた40代だからこそ、プラスアルファしたい成分ばかりです。
40代向け化粧品の人気成分について具体的に解説しますので、化粧品選びの際にはぜひ参考にしてください。
具体的に化粧品を知りたいという方は以下の記事を参考にしてみて下さい。
ハイドロキノン
ハイドロキノンとは「お肌の漂白剤」などと呼ばれている成分です。
シミの原因であるメラニン色素の生産を抑えるだけでなく、メラニン色素を作るメラノサイトという細胞を減少させます。
美白成分で有名なビタミンCやプラセンタに比べると10~100倍もの効果があるといわれています。
予防だけでなく、すでにできてしまったシミにも働きかけることから、40代以降の美白成分として注目されています。
プロテオグリカン
ヒアルロン酸がお肌の保湿にとって欠かせないことは有名ですが、プロテオグリカンはそのヒアルロン酸の1.3倍もの保湿力を誇ります。
さらに、プロテオグリカンにはヒアルロン酸・コラーゲン産生促進作用があります。
つまりお肌の健康に欠かせないヒアルロン酸・コラーゲンを作り出すサポートをしますから、肌のターンオーバーが改善され、アンチエイジング効果が期待できます。
ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は、シミやそばかすのもととなるメラニン色素の生成を抑制します。
人間の体は、紫外線の影響を受けるとメラノサイトという情報伝達物質が発生します。
これによりメラニン色素が合成され、紫外線から細胞を守ろうとするいわゆる防衛反応がおこります。
ビタミンC誘導体は、こうしたシミの原因である、メラニン色素の生成を抑制して、皮膚のターンオーバーを促進する働きがあります。ビタミンC誘導体は特に水と相性がいいので、クリームよりも化粧水に配合されているものを選びましょう。
フラーレン
フラーレンはビタミンCの100倍以上の抗酸化作用とプラセンタの800倍以上のコラーゲン生成促進作用がある成分で、アンチエイジング成分として今注目されています。
またフラーレンは保湿力が優れています。
セラミドのような保水力のある成分との相乗効果でよりうるおい効果が期待できますからフラーレン単体よりもセラミドが合わさった化粧品を選びましょう。
レチノール
レチノールはビタミンAの一種で、コラーゲン産生の促進やヒアルロン酸の肌への沈着促進、ターンオーバー促進などの作用があります。
角質細胞に作用して角質の水分量を増やす働きがあることから、しわやたるみなどのアンチエイジングに効果があると話題になっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
40代のお肌にとっていかに「ふさわしい化粧品」が大切なのかお分かりいただけたのではないでしょうか。
40代の化粧品を選ぶポイントとして、以下をあげてきました。
・ブランドの知名度
・有効成分
・お肌への安全性
・お肌への浸透力
・お肌への保湿力
・敏感肌対策
・美白効果
・エイジング対策
・紫外線対策
・ピーリング作用
そして40代の化粧品だからこそ、その効果が十分期待できる成分がこちらです。
・ハイドロキノン
・プロテオグリカン
・ビタミンC誘導体
・フラーレン
・レチノール
このように化粧品選びの際に知っておきたいことを参考にしていただき、40代という年齢に合った化粧品を選んでください。
そうすることで、これから先の10年・20年後、お肌の若々しさに大きな差が出ることでしょう。
当ページと併せて以下の記事も是非参考にしてみて下さい。