梅雨明けとともに日本列島のあちらこちらから夏祭りのニュースが届きます。
浴衣、花火、縁日……あなたの夏祭りの思い出はなんですか?
あなたの町でも夏祭りは開催されますか?
どこの夏祭りに行ってみたいですか?
日本のいろいろな場所で行われる夏祭りは、地方色が豊かで、熱気にあふれ、とても感動的です。
ぜひその感動を今年の夏こそ味わいましょう。
今年2015年にぜひ行っておきたいおすすめの夏祭り10選まで厳選して解説、紹介しています。
どこの夏祭りに行くか迷っている方や、夏祭りを下調べしている方も、是非、参考にしてみてください。
目次
夏祭りのルーツ
春祭りは豊作を祈願して、秋祭りは豊作に対する感謝を込めて、冬まつりは一年の感謝と来年の無事を祈願するものです。
そして、夏は災いを鎮めるためのお祭りです。
古来から、日本の夏はとても「過ごしにくい」ものでした。高温多湿で感染病も流行ったでしょう。
日照りが続いて作物が育たないこともあったでしょう。
せっかく実った農作物が台風でダメになったり、川の氾濫で住む家がなくなったりと、さまざまな災難が待ち受けている季節でもありました。その災難を鎮めるために神様に願いを込めて祭りが行われました。
今では夏に行われる盆踊りや花火大会、パレードなどを総称して夏祭りと呼ばれています。
開催時期は、先祖を迎えるお盆周辺に集中しており、また帰省する家族のためにも故郷の夏祭りを行うところが多くなっています。
2015年の夏祭りで気になるお祭り10選
毎年夏になると、「日本人はこんなにも祭り好きなのか」と外国人が驚くほど、日本全国で多くの夏祭りが開催されています。
毎年恒例の夏祭りを迎えるのも良いですが、今年は例年と違った地域に足を伸ばして、その地域独特の夏祭りの風情を味わってみるのも良いですね。
それでは、2015年の夏祭りで気になるお祭り10選を具体的に紹介していきます。
山形花笠まつり(山形県)
2015年8月5日(水)・6日(木)・7日(金)、午後6時~9時30分まで行われます。
「ヤッショ、マカショ」の掛け声とともに優雅なパレードが繰り広げられます。
山形県の花である紅花をあしらった笠を手に、外国人からは「フラワーハットダンス」として知られています。
飛び入り参加も可能なので、花笠まつりの熱気を実際に肌で感じてみましょう。
青森ねぶた祭(青森県)
2015年8月2日(日)~7日(金)の日程で開催されます。
日本の火祭りともいわれ、毎年300万人以上の人で賑わいます。
なんといってもその特徴は20台以上に及ぶ大型のねぶたが街中をねり歩く姿です。
夜の闇に明々と浮かぶねぶたは壮観です。
正装衣装を着ていれば、誰でも参加することができます。
おわら風の盆(富山県)
2015年9月1日(火)~3日(木)まで開催されています。越中八尾で300年も踊り継がれてきたのが「越中おわら」です。
その踊と唄は叙情豊かで、しっとりとした幻想的な世界に酔いしれることができます。
郡上おどり(岐阜県)
郡上おどりは7月11日の踊り始めから9月5日の踊り納めまで、実に32夜を踊りぬくものです。
特に盛り上がるのが徹夜踊で毎年8月13日~16日まで4日間踊り続けます。体力に自信のある人はぜひチャレンジしてみましょう。
阿波踊り(徳島県)
2015年8月12日(水)~15日(土)開催。約400年以上もの歴史を持つ阿波踊りは、世界的にも有名です。
阿波踊は徳島県だけでなく全国でも数多く開催されていますが、規模でダントツなのがやはり徳島県の阿波踊りです。
「踊る阿呆」になるか「見る阿呆」になるか。あなたはどちら?
エイサーまつり(沖縄県)
2015年9月4日(金)~6日(日)開催。エイサーとは、本土の盆踊りに当たる伝統芸能のひとつです。
最近ではエイサーの型を取り入れながら、ポップスに合わせて踊ったり、衣装も独創的な創作エイサーのグループも多く参加しています。
見るものの魂を揺さぶる沖縄のエイサーまつりを堪能しませんか。
よさこい祭り(高知県)
2015年8月9日(日)~12日(水)まで開催。南国土佐の情熱と、自由な気風がミックスされて生まれたよさこい祭り。
正調よさこい鳴子踊りはもちろんのこと、ロック調、サンバ調、クラブ調、演歌調などそれぞれのチームがアレンジした楽曲と振付が目も耳も楽しませてくれます。
仙台七夕まつり(宮城県)
2015年8月6日(木)~8日(土)まで開催。仙台七夕まつりの特徴といえば、毎年新たに手作りされる豪華絢爛な笹飾りです。
1本の価格が数百万円もする七夕飾りもあるそうです。
初日の午後には金・銀・銅の各賞が発表されるそうです。
あなたは七夕の短冊にどんな願いを込めますか?
秋田竿灯まつり(秋田県)
2015年8月3日(月)~6日(木)まで開催。秋田竿灯まつりは、青森ねぶた祭、仙台七夕まつりとならぶ東北三大祭りのひとつです。
12メートルほどの竹に9本の横竹を組んで、46個の提灯を吊します。
重さが50㎏以上もする竿を差し手と呼ばれる男たちが、持ち上げてバランスをとりながら練り歩く姿は圧巻です。
盛岡さんさ祭り(岩手県)
2015年8月1日(土)~4日(火)まで開催。さんさ祭りの大パレード。
伝統的なさんさ踊りや一般参加の踊り集団のパレードの後は、誰でも自由に参加できる輪踊りが繰り広げられます。
太鼓のリズムに体が動き出し、知らず知らずのうちに輪の中に入って踊り出しているかもしれませんね。
夏祭りの露店の楽しみ方
夏祭りの縁日というと何をイメージされますか?
やはり、夏祭りに限らず、お祭りといったら縁日ではないでしょうか。
さまざまな露店をひやかしながら歩くのは、まるで子供のころに戻ったようなワクワク感があります。
食べ物を提供する露店で人気の露店を以下にまとめてみました。
①焼きそば
②たこ焼き
③お好み焼き
④かき氷
⑤フランクフルト。
家でも食べられる焼きそばですが、やはり露店で食べるのは格別ということでしょうか。
ちなみに、遊戯系を人気順に並べたものが以下になります。
①金魚すくい
②射的
③景品くじ
④型抜き
⑤ヨーヨー釣り。
金魚すくいは女の子、射的は露店の王道的存在であり、不動の人気ですね。
特に、男の子に人気です。
こうしてみると露店の遊戯系はほとんど昔と変わっていませんね。
夏祭りの露店は子供と一緒に行っても楽しめますし、子供のころのワクワクした気持ちが蘇ってくるという点ではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
夏祭りは、日本人の心の中に深く根付いているようです。
子どものころのワクワクする気持ちを思い出したり、思いきり踊ってみたり、今年は夏祭りで思い出を作りませんか。
このページでは以下の夏祭りで気になるお祭りの紹介をしてきました。
・山形花笠まつり
・青森ねぶた祭
・おわら風の盆
・郡上おどり
・阿波踊り
・エイサーまつり
・よさこい祭り
・仙台七夕まつり
・秋田竿灯まつり
・盛岡さんさ祭り
浴衣を着て、うちわを持って、夏祭りファッションでデートもいいですね。
有名な夏祭りでなくても近所の小さな夏祭りをのぞいて、子供の頃を思い出してみませんか。