一言で「頭痛」といっても、痛み方や場所、タイミングなど、人それぞれ個人差がありますが、一般的な頭痛のほとんどが偏頭痛と呼ばれるタイプの頭痛に分類されます。
15歳以上の日本人のうち3人に1人は「頭痛持ち」といわれています。
そのうち約840万人が偏頭痛に苦しんでいるそうです。
そんな偏頭痛に関して、以下のような悩みや疑問を抱かれている方居るのではないでしょうか。
偏頭痛の原因を詳しく知りたい。
偏頭痛を根本的に治す方法は?
偏頭痛にならないための予防方法は?
偏頭痛の特徴として、いったん痛み出すと2~3日は続き、頻度も1か月に1、2度が週に1度になるなど徐々に多くなってくるというケースもあります。
偏頭痛が悪化してしまうと、日々の生活や、仕事に支障を及ぼすこともあります。
ですが、偏頭痛は日々の生活習慣の見直しを行う事や、どこにでもあり誰でも摂れるある成分を摂取するだけで改善して、最終的には根本的に治す事まで可能です。
当ページでは、偏頭痛の対処対策方法10選を具体的に紹介しています。
長年、偏頭痛に悩まされ続けてきた方々に向けて、根本的な偏頭痛の改善方法を解説しております。
当ページを参考にして頂ければ、長年悩まされ続けた偏頭痛の痛みから解放されます。
ぜひ、参考にしてみてください。
偏頭痛の原因
偏頭痛の原因は脳の血管が急激に拡張することです。
血管が拡張することで、三叉(さんさ)神経を刺激し、その刺激で発生する炎症物質がさらに血管を拡張させることで痛みが強くなります。
なぜ脳の血管が急激に拡張するのかは、人によって違ってきます。
過労やストレス、寝不足や逆に寝過ぎ、光や音、においや気圧、温度の変化などちょっとしたことで引き金になることもあります。
そのため偏頭痛の原因となる環境を特定することが大切で、できるだけ偏頭痛になりそうな環境を避ける必要があります。
また偏頭痛は20~50歳代の女性に多く見られますが、発症年齢はかなり若くて子どものときから偏頭痛があるという場合も珍しくありません。
12歳くらいまでは女の子よりも男の子に多く発症し、母親に偏頭痛がある場合が多いため遺伝的な要素が強いといわれています。
偏頭痛を治す方法10選
偏頭痛は、脳の血管が拡張したことによって炎症が起こるという事が原因ですから、患部を温めると悪化してしまうケースがほとんどです。
このように偏頭痛に対しての対処を間違えると、良くなるものも良くならず、それどころか悪化させることになるので注意しましょう。
原因を知った上で、どのような対処、対策方法として有効なのか、そして、どのような事を続けることで根本的に偏頭痛を改善して、最終的に完治させる事が可能なのか…。
ここからは、偏頭痛の対処、対策方法と共に、根本的に偏頭痛を改善して、治すために必要な10の方法を具体的に紹介していきます。
冷やす
まず、こめかみなどズキズキと脈を打っている痛む部分を冷やします。
血流の拡張を抑えるため、アイスノンなどで押さえて横になって安静になりましょう。
部屋を暗くして横になる
偏頭痛が起こると光や音に過敏に反応するようになるので、暗い場所に行くなどして光から遠ざかりましょう。
その場の対処としては、可能ならば横になって体を痛みを和らぐのを待ちましょう。
なお、偏頭痛を予防するために、普段寝る時、睡眠と時は、できるだけ暗くて静かな場所で寝るようにしましょう。
過労・ストレスを避ける
悩みがある時などに「頭が痛い…」と口癖のようにいう人も居ますが、これはまんざらでは無く、実際にストレスや過労というのは、血管を収縮させます。
その状態が長く続いていると、気を抜いた瞬間に血管が拡張して偏頭痛を起こってしまうのです。
肩こりストレッチをする
頭が重い感じで左右に振ると痛くなる、目の奥が痛いというような偏頭痛の場合、ほとんどがパソコンやスマホの光、姿勢が原因の場合が多いです。
結果として、肩こりや眼精疲労が原因になっていることもあります。
肩こりの原因となる僧帽筋をストレッチすることで、偏頭痛を予防することができます。
ただし、偏頭痛の発作中や激しい頭痛がありときには運動は控えましょう。
肩こり改善のストレッチに関しては以下の動画も参考にしてみて下さい。
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出典:長年悩まされ続けた偏頭痛の痛みから解放されます。
カフェインを飲む
カフェインを含む飲み物には鎮痛作用や、脳の血管を収縮させる働きがあります。
さらに、最近ではカフェインに対して、癌予防の効果だけでなく癌細胞を小さくするという作用も立証されています。
コーヒーや紅茶、煎茶、ウーロン茶などカフェインを多く含む飲み物を飲むようにしましょう。
特に砂糖やミルクを入れないブラック無糖のコーヒーには、偏頭痛の根本的改善効果や、アルツハイマー予防、ボケ防止の効果も立証されています。
脳神経外科や精神科医のドクターもブラック無糖のコーヒーの作用に対して絶賛していますので、将来的な事も考えた上で是非、お試しください。
ツボを刺激する
頭のてっぺんにある「百会(ひゃくえ)」というツボを刺激します。
つむじの手前にあるツボで、どのタイプの頭痛にも効果があるといわれています。
百会(ひゃくえ)のツボの詳しい場所、刺激の仕方に関しての詳細は以下の動画を参考にして下さい。
[iframe id=”https://www.youtube.com/embed/Ck7Dc1n2jaE” align=”center” mode=”normal” autoplay=”no” maxwidth=”640″]
出典:百会(ひゃくえ)のつぼ
人混みや騒音を避ける
騒音やまぶしい光が原因で偏頭痛を発症するケースも多くあります。
他にも、偏頭痛が起きる前兆として、光がまぶしく感じるという現象や、目がチカチカした感じになるという症状を訴える方も居ます。
そのような、場合は、できるだけ人混みは避けて、サングラスをかけるなどの対処を予めするようにしましょう。
頭痛を誘発する食品を控える
血管を拡張させる食べ物は避けるようにしましょう。
チョコレート、チーズ、ハム、ヨーグルト、赤ワインなどは偏頭痛を誘発するといわれています。
お酒は飲まない
アルコールは、血管を拡張してしまうので、偏頭痛が起こっている時や、偏頭痛の前兆があり、起こりそうな状況の時には、アルコールは極力飲まないようにしましょう。
水分をとる
水分をとることで体を冷やし、脳内の炎症を沈めます。
また同時に血流もよくなり血管への圧迫を軽減することができます。
もっとも身近にある、対処、対策方法として最も手軽にとれる方法です。
携帯用のペットボトルなどに水を入れて持ち歩くように心掛けるという事だけで、対処法として確立しますので、是非、お試しください。
偏頭痛との上手な付き合い方
偏頭痛持ちの人や、今まで偏頭痛が無かったという人でも一度、偏頭痛を発症してしまうと、いつ、どんな場所で偏頭痛が起こるのか不安になってしまいます。
偏頭痛の痛みがやまない場合には、脳神経外科などを受診して、ほかの重篤な病気が隠れていないかを調べてもらう必要があります。
なぜなら、偏頭痛であるにも関わらず、「他に危険で重大な病気が潜んでいるのではないか…」という思い込みや不安がストレスとなり、さらに悪化させてしまうおそれがあるからです。
結局、偏頭痛という診断により薬が処方される可能性が限りなく高いですので、不安や心配がある方は、まずは安心を得に病院へ診察へ行きましょう。
最近の偏頭痛の薬には、飲み薬以外にも点鼻薬などがありますが、薬を携帯することで、外出先で発作的に起こる偏頭痛の痛みへの対処もできるようになります。
しかし、こうした薬は対処法であり、根本治療にはなりません。
偏頭痛の発症には必ず原因があるはずです。
偏頭痛を起こすタイミングや環境を振り返ってみて、共通する点があれば、できるだけその原因を避けたり取り除いたりするように心がけましょう。
先にも解説しました通り、偏頭痛持ちの人の中には、頭痛が始まる30~1時間くらい前に、目がチカチカしたり、光がまぶしく感じたり…このような症状が現れ、このような症状が変頭痛が起きる前の段階のサインになります。
これを前駆症状といいます。
偏頭痛特有ともいえる、この前駆症状をつかむことによって、偏頭痛が始まる前に横になったり、頭を冷やすなどして予め予防する事や、もし偏頭痛が起きてしまった場合でも早めの対処で悪化させないようにすることが可能になりますので、前駆症状があるという方は、偏頭痛の対処にも役立ちます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
偏頭痛は、どうしようもないと諦めてしまっている人が多いのですが、日常生活でのちょっとした工夫で軽減できたり、予防することができます。
当ページでは以下の偏頭痛の対処対策方法を紹介してきました。
・冷やす
・部屋を暗くして寝る
・過労・ストレスを避ける
・運動をする
・カフェインを飲む
・ツボを刺激する
・人混みや騒音を避ける
・頭痛を誘発する食品を控える
・お酒は飲まない
・水分をとる
偏頭痛は医師が処方してくれる薬で楽になりますが、根本治療ではありません。
あまり薬に頼ってしまうと「耐性」が出てしまうこともあるので、できるだけ生活の中で予防するようにしましょう。
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