テレビCMなどでもお馴染みの黒にんにくですが、優れた効能があることをご存知ですか?
黒にんにくとは、通常のにんにくを熟成して作られており、美容・健康に良いと言われていますよね?
そんな黒にんにくに興味を持っている人も多いのではないでしょうか?
にんにくには、疲労回復などの効果がありますが、そのにんにくをさらに熟成することによって、通常のにんにく以上に驚異的なパワーを持っていると言われています。
黒にんにくは、見た目的にはちょっと敬遠されがちですが、サプリなどで気軽に摂取しやすくなっているものが多いです。
当ページでは、話題の黒にんにくの効能10選をご紹介しています。
黒にんにくに興味はあるけど、なかなか試す機会がなかったという方や、最近、疲労感が取れないと悩んでいる方は、是非、参考にしてください。
黒にんにくとは
生にんにくには、わずかしか含まれないS-アリルシステイン、シクロアリイン、ピログルタミン酸などが豊富に含まれるのが黒にんにくです。
白いにんにくを高温、高湿という一定の環境に3~4週間置くことで、熟成して黒くなっていきます。
この変化は、チョコレートなどと同じメイラード反応であると考えられ、黒にんにくは、加賀的な食品添加剤を一切使っていない、安心して食べられる健康食なのです。
S-アリルシステイン(水溶性含硫アミノ酸)には、例えば以下のような健康効果があるとされています。
・ガンや感染症予防
・悪玉コレステロールや血圧を下げる
・免疫力向上
・血行を良くする
・三大疾病のリスクを下げる
黒にんにくは、熟成したことで、糖度が増え、ドライフルーツのような食感になり、にんにく臭さはありません。
そのため、胃への刺激が少なくなるので、子供からお年寄りまで安心して食べることができます。食べる量の目安としては、1日1~2片が目安です。
黒にんにくの効能10選
スタミナにはにんにくというほど、にんにくはパワーアップや免疫力アップには欠かせない食材ですよね。
そんなにんにくを、熟成した黒にんにくには、さらに様々な効能が隠されています。
そんな黒にんにくの話題の効能10選を具体的に紹介していきたいと思います。
血行を良くする
黒にんにくには、血行を促進させる効果があります。
また、血液をささらにしてくれる効果もあるため、冷え性の改善により高い効果が期待できます。
にんにくに含まれるスコルジニンには、血栓を予防したり、末梢血管の流れを改善するという働きがあり、アリシンはにんにくを100度以上に加熱するとアホエンという成分に変化し、血液をサラサラにしてくれます。
黒にんにくにする過程で熟成されるため、スコルジニンの働きが強化され、アリシンはアホエンに変換されているため、黒にんにくは血行を良くするためには最適なのです。
抗酸化作用で美容効果
黒にんにくには、高い抗酸化作用を持つS-アリルシステインやポリフェノールが豊富に含まれています。
黒にんにくは約7mg摂取すると、約50%の活性酸素を除去できると言われています。
この抗酸化作用が肌に働くと、シワやたるみなどの肌老化や肌荒れを引き起こす活性酸素を除去してくれます。
また、黒にんにくには、血行を促進する効果もあるため、肌のターンオーバーのサイクルを正常化してくれます。
この高い抗酸化作用と血行促進作用で、美肌へと導いてくれるのです。
アレルギー改善
にんにくには、滋養強壮を高める成分が含まれているので、その成分が体内の機能を強化して、その結果アレルギーの症状が改善されるという説があります。
黒にんにくには、その滋養強壮効果が約10倍以上あるため、アレルギー改善に対する効果がより期待できるようになります。
疲労回復効果
人間が元気に活動するエネルギー源となるのが、ブドウ糖です。
このブドウ糖は炭水化物が体内に消化吸収されることで生成されますが、ブドウ糖が肝臓でエネルギーに変換されるにはビタミンB1が必須です。
このビタミンB1は、水溶性なため、不足しやすいものですが、このビタミンB1を体内に蓄積する効果があるのが、アリシンという成分です。
アリシンはビタミンB1と結合するとアリアチアミンとなり、体内に留まることができるのです。
このアリアチアミンとなったビタミンB1はブドウ糖を効率よくエネルギーに変換するため、代謝が活発になりエネルギーをたくさん生成することができるようになります。
黒にんにくならアリシンを効率よく摂取でき、エネルギーを生成する働きを長く持続させることができるようになるので、疲労回復にとても効果があると言えるのです。
黒にんにくは、アリシンが最も含まれている食材になるので、疲労回復にはもってこいな食材になります。
疲労回復に関しては以下の記事でも詳しく解説しておりますので、併せて参考にしみて下さい。
高血圧改善
高血圧は40歳以上の男性の約6割、女性では約4割が発症していると言われています。
血圧を下げる方法に関しては以下の記事でも詳しく解説しておりますので、血圧が気になるという方は参考にしてみて下さい。
黒にんにくの抗酸化作用が高いポリフェノールが血管の活性酸素を除去して、血液の流れを良くしてくれます。
S-アリルシステインが血中のコレステロールを減少させたり、血栓を防ぐ役割をしてくれるため、高血圧の予防や改善に高い効果が期待できるのです。
生活習慣を見直すことも大事ですが、それと同時に、黒にんにくを摂取するようにすると良いでしょう。
血圧を下げる方法に関しては以下の記事でも詳しく解説しておりますので、血圧が気になるという方は参考にしてみて下さい。
精力増強
にんにくと言えば、疲労回復、体力増強とともに、精力増強を思い浮かべる人も多いですよね。
にんにくが精力増強に良いと言われるのは、にんにくに含まれるアルギニンの成分によるものです。
アルギニンには、脂肪の燃焼を促進したり、血管の状態を改善したり、老化の進行を抑える効果もありますが、一番の効果といえば精力増強です。
アルギニンには、一酸化酸素を生成するという働きがありますが、この一酸化酸素は血管を拡張して血流をスムーズにしたり、活性酸素を除去する役割があります。
実は、この一酸化酸素は正常に働くと、勃起不全が改善されたり、精子の運動性を高めるといった効果が期待できます。
精子の数を増やす効果も期待できるため、精力はどんどん増強されていくのです。
黒にんにくは、長時間熟成れたにんにくなので、アルギニンも通常のにんにくの3倍も含まれています。
精力を増強したければ、バイアグラよりは、黒にんにくを摂取する方が、何倍も体に良くて、安全です。
うつ病の予防・改善
うつ病というのは、誰でもなり得る病気です。
食欲がない、やる気が出ない、考えることができない、眠れない、マイナス思考になるなど、様々な症状がありますよね。
そんなうつ病ですが、脳をリラックスさせる成分が重要になります。
その成分がセロトニンと言われ、脳内の神経伝達物質の一つで、脳を落ち着かせたり、満足感を感じさせたりすることができるのです。
このセロトニンを分泌させるには、トリプルファンと呼ばれる成分が必要と言われています。
しかし、トリプルファンは必須アミノ酸なので、体内で作ることができません。
ということは、食事などで補うしかないわけです。
このトリプルファンを豊富に含んでいる食材が黒にんにくなのです。
通常のにんにくよりも熟成発酵させた黒にんにくにはさらに膨大な数のトリプルファンが含まれているため、効果的なのです。
他にも、黒にんにくにはビタミンB6やスコルジニンなども含まれており、セロトニンを大量に増やしてくれたり、血液の准看を良くして、脳の低下を予防する効果があるため、うつ病予防に最適な食材と言えます。
便秘解消
黒にんにくは、生のにんにくを一定の温度と湿度に保った環境で発酵熟成させて作るものです。
このような発酵食品には、その過程であらゆる有用菌(善玉菌)が生まれます。
黒にんにくの場合も、発酵熟成していく過程で整腸作用を持つ有用菌が生まれるため、便秘解消に高い効果が期待できます。
また、黒にんにくは、食物繊維のかたまりと言っていいほど、食物繊維が豊富なので、有用菌との相乗効果で便秘を改善してくれるのです。
便秘を解消する方法に関しては以下の記事も併せて参考にしてみて下さい。
生活習慣病予防
生活習慣病というと、「糖尿病、高血圧症、脂質異常症、肥満」などが挙げられます。
生活習慣病というのは、血液がドロドロになり、血栓ができたり、活性酸素が大量に発生することで引き起こされやすくなります。
そこで、黒にんにくを摂取すると、血液をサラサラにする作用があるので、血管を健康な状態に保つことができ、ポリフェノールによる抗酸化作用で、体内の活性酸素による酸化を防ぐことができるため、生活習慣病の予防につながるのです。
がん予防
日本人の脂肪原因のトップである、がんは、私たちにとっては身近な恐ろしい病気と言えるでしょう。
がんは、転移をする性質を持っているため、若ければ若いほど転移しやすく、他の病気のように免疫力があれば治るというものでもありません。
睡眠不足、運動不足により体内機能の低下、紫外線やストレスなどによる活性酸素の大量発生による細胞の老化や動脈硬化、食生活の欧米化など、様々な原因でがんが引き起こされるのです。
そんながん予防には、黒にんにくを摂取すると良いと言われています。
にんにくには、ジアリルトリスルフィドという成分が含まれています。
この成分が、がん細胞の増殖を抑制したり、がん細胞を正常な状態に戻すという作用をしてくれるのです。
発酵させて造られる黒にんにくでは、この成分がさらに強化されています。
がん予防を考えているのであれば、規則正しい生活を送るとともに、黒にんにくを摂取するようにしましょう。
自宅で作れる黒にんにくレシピ
ここまで黒にんにくに関して解説してきました中で「黒にんにくは買わないといけないの?」という疑問を抱かれる方もいるかと思いますが、そんなことはありません。
自分で簡単に作ることが可能なのです。
炊飯器とにんにくさえあれば、作れてしまいます。
是非、試してみてください。
出典:クックパッド
材料:
ニンニク:1玉
5合炊き炊飯器
酢:適量
作り方:
1.にんにくはバラさずに、玉のままで薄皮をむきます。
2.ビニール袋に酢とにんにくを入れ、一晩置いておきます。
時々混ぜて、満遍なく酢がつくようにします。
3.にんにくを取り出し、ざるなどに並べて1日干しておきます。
4.にんにくを炊飯器に入れて、10日間保温し続け、途中で1~2度入れ替えて満遍なく発酵するようにします。
5.10日過ぎたら取り出し、ざるに並べて再度10日ほど干して出来上がりです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
黒にんにくは見た目はえ!と思ってしまいますが、効能を知れば、是非、毎日でも摂取したいと思うはずです。
熟成発酵しているため、実際には、にんにく特有の臭みもなく、ドライフルーツのような感覚で食べることができます。
話題の黒にんにくの効能10選として、以下のように紹介してきました。
・血行を良くする
・抗酸化作用で美容効果
・アレルギー改善
・疲労回復効果
・高血圧改善
・精力増強
・うつ病の予防・改善
・便秘解消
・生活習慣病
・がん予防
黒にんにくには、にんにくの含まれる様々な成分がぎゅっと濃縮され、効果は倍以上です。
自宅でも時間はかかりますが、作ることができるので、試してみても良さそうですよね。
また、サプリなどでも摂取することができるので、時間がない場合には、サプリでも良いかもしれません。
黒にんにくの効果を最大限に享受して、健康的な体を手に入れましょう。
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