ポジティブシンキングと言う言葉をご存知でしょうか。
一度はお聞きになったことがあるかもしれません。
人生で成功している人はこの考え方の方がとても多いと言われています。
ですが何かあると人はすぐに落ち込んでしまい、何もかもうまくいかないとか、自分は世の中で一番不幸だとか、自分には価値がないと感じる方は多いかもしれません。
何事も思考は、表情や考え方や行動にも影響しますが、そのような消極的な考え方をしていると幸せは確かに逃げていってしまうかもしれません。
物事の状況を良くすることを望んでいるなら、自分の思考を積極的な方向に変化させなければなりません。
目次
ポジティブシンキングの意味
ポジティブシンキングと言う言葉を聞いたことはあっても、実際には詳しくどんなことなのか知らないかもしれません。
何事も積極的に考えると言うのがポジティブシンキングの本質ですが、 悩みを忘れるようにして無理やり明るいことを考えたり、その時だけ積極的に考えるようにすることは意味が違います。
嫌な気持ちを忘れて、次があると考えるのは良いことなのですが、実際には問題や現実を見ないようにしているだけで、根本的な問題の解決にはならないかもしれません。
大切なのは、問題をしっかりと客観的に捉え、その事実が変わらないとしても今後同じことを繰り返さないとか、 改善点を見つけるという違う視点で捉えることができる積極的な見方をポジティブシンキングと言います。
ポジティブシンキング思考になる方法15選
どんなに難しい状況にぶち当たっても、苦しい状況の中でも前向きに物事を考えて行動する人はたくさんおられます。
そのようなポジティブシンキングを身につけている方は、多くの人を引き寄せることでしょう。
ネガティブで後ろ向きな考え方の人よりも、前向きで ポジティブな人に人は引き寄せられます。
もちろん、元々の性格も関係するかもしれませんが、やはり思考は今までの経験や思い込み、本人の努力にも関係してきますから、誰でもポジティブシンキングを身に付けることが可能だと言うことです。
では、ここからポジティブシンキング思考になる方法15選をご紹介していきたいと思います。
良い点を毎日3つ数える
前向きになる方法として有名な方法ですが、毎日良い点を3つ見つけることを心がけることができます。
何か良い事があったなどの特別なことでなくても、ご飯が美味しかったとか可愛い猫を見たとか髪型が思い通りに決まったなどの日常的な些細なことで良いのです。
良かった点に注目するように癖をつけると、そのうち意識しなくても日常で幸せなことを感じれるようになります。
自分の幸せのポイントを見つけると、驚くほど人はポジティブな考え方になります。
感謝の気持ちを身につける
日本人に多いのは”すみません”の一言だと言われています。
でも気持ちを前向きにする方法として効果的なのは、ありがとうという言葉をたくさん言うことです。
ありがとうと言う感謝の言葉は人の心を動かす言葉です。
その言葉を口に出す方も、言われた方も嫌な気持ちになることはありません。
気持ちは言葉にすると、自分自身もその気持ちを実際に認識でき、とても良い効果があると言われています。
すみませんではなく、ありがとうと言う言葉を積極的に言うようにしましょう。
悩まずに考える
悩むという感情は人を不安にさせるものです。
あれはどうなんだろうこれはどうなんだろうと悩んでいると、物事を積極的に考えることは難しくなります。
何かを悩むのではなく、どうすれば良いのかを考えるように癖をつけることは大切かもしれません。悩んでモヤモヤするのではなく、どうすれば良いのかを考えて、自分で解決方法を導き出し、悩みの種となっている点を解消するようにしましょう。
他人と比較するのを止める
人は自分と似た境遇の人と自分を無意識に比べる傾向があります。
例えば30代のの主婦で小さな子供がいる人は、20代の主婦で子供がいない人のことは特にうらやましく感じませんが、同じ30代で小さい子供がいて、自分よりも美人で評判も良く、自分の夫よりも年収がよく、大きな家に住んでいて良い生活をしていたら、羨み妬むかもしれません。
自分と他の人を比べて、自分の方がよく見えたら優越感。うらやましく感じたら、妬みという風に何かしら比べ、順位をつけたがるのです。
ですが、自分を人と比べていい結果になることは少ないものです。
結果、自分はあの人に比べて出来てないとか、あのひとよりも不幸せだなどと不満や劣等感を抱いてしまうのです。
幸せな人と一緒にいる
幸せは伝染すると言われます。
人が良くも悪くも近くにいる人から影響を受けるものですから、いつも明るく幸せなオーラを放っている人もそばにいると、自分もポジティブな気分になります。
いつもポジティブで積極的な感情を持っている人のそばにいると、自分がもしネガティブな考え方の人間だとしても、良い影響を受け積極的な感情にシフトできるものです。
ですから、積極的な考え方ができる良い友人と過ごす様にしましょう。
生活習慣を向上させる
生活を楽しみ、ポジティブに毎日を送っている人には共通点があるようです。
それは健康に気を使っているということです。
厚生労働省の行った調査では、生活を楽しむ意識が高いグループは「週1回以上の定期的な運動を行っており、喫煙者は少ない」という結果が出ています。
ポジティブな性格は考え方や行動に現れるかもしれません。
健康を意識した食生活や将来の健康のために運動を欠かさずするなど生活習慣を向上させる努力を行っている人が多いようです。
適度な適当さを身につける
ポジティブシンキングを身につける方法としておすすめしたいのは、なんとかなるの考え方です。
何か失敗したり、 うまくいかなかった時に落ち込んでしまうのは真面目な方の特徴ですが、そんな時に何とかなると考えると不思議と気持ちが楽になるものです。
ヘタに落ち込んでしまうと気持ちを切り替えるのはとても難しいですが、なんとかなると考えていると解決策も浮かんでくるものです。
ネガティブな感情を口にするよりも、なんとかなるという思考を身につけるようにしてみましょう。
ハードルを高く設定しない
幸せのハードルを高く設定しすぎてしまうと、いつまでたってもそこに届かず、自分はダメだ、幸せではないと感じてしまい生活の満足度が下がってしまいます。
大きな目標をもつことはもちろん大切ですが、 達成できないほどの高いハードルだといつまでも自分は幸せになれないということになってしまいますので、ある程度を自分の限界を客観視して、幸せのハードルを身近の高さに変えてみましょう。
そうするなら今まで気づくことができなかった幸せの多さにきっと気づくことでしょう。
否定的な言葉を使わない
何事も否定から入るという人もいますが、これは相手からの印象もあまり良くないものです。
自分自身の考え方もネガティブになりますし、あまり良い事はないかもしれません。
ないという言葉は全ての考え方を否定するものです。”できない” ”しない” ”行かない” ” 分からない”など全て否定的な感情表現するときに使う言葉です。
これは自分で口にすることで、よりネガティブな感情を認識するとも言われています。ですからこのを否定的な表現を肯定的にしてみるよう努力できるかもしれません。
”もうない” は ”まだある” ” できないかもしれない” は ”できるかもしれない” など自分で肯定的な言葉を口にしていると、必然的にポジティブな考え方になります。
これを意識するだけでずいぶんに考え方が変わることでしょう。
お金=幸せかを考える
お金と幸せの関連について人の考えは人それぞれです。お金がないと幸せにはなれないと言う人もいますし、幸せはお金では買えないという人もいます。
育ってきた環境や金銭感覚などにもよりますが、世の中の多くの人はお金=幸せだと考えているのでしょうか。
お金をたくさん持っている人の中にはもちろん幸せに暮らしている方もおられますが、金銭トラブルに巻き込まれる確率が高いと言われています。
それゆえに人から恨みを買ったり、遺産相続などで家族内でもめ事が起きるなど、 お金を持つことで幸せからかけ離れてしまう人も実際にいます。
実際、アメリカで45万人を対象に行われた調査の中では、年収が上がるにつれて生活評価(生活に満足しているかどうか)は上がるが、幸福度(人生に満足している感情)は年収の多さとは比例しないという結果が出ました。
もちろん一概には言えないことですが、 確かにお金で買えないものもあるので、何を幸せと考えるか個人個人 よく考える必要があります。
積極的な言葉を声に出す
ポジティブシンキングのためにここで大切なのは、声に出すということです。
何かを声に出すのは記憶に収める為にも良い方法ですが、 耳で聞いた言葉は、脳に伝わり思考回路も動かしています。
結局口から出る言葉は、自分の思考に影響を与えているというわけです。
ポジティブな考え方をする為にも、積極的な内容の話を口にするようにしましょう。
そうするならば考え方もポジティブになる癖がつき、意識しなくても積極的な言葉が口から出てくるようになるでしょう。
視覚を利用する
耳から入ってくる言葉が思考に影響を及ぼすのと同じように、視覚から入ってくる情報も自分を客観的に見るのに役立ちます。
特に何か改まって書かなければならないというわけではありませんが、自分で自分の良い点を紙に書いていくことで自分自身を肯定する癖を身につけてみましょう。
目で見た事は記憶に残り、今後何が決定するときや関連する事柄を考える時にまた頭の中に浮かぶものです。自分の良い点をたくさん知っておくと、ネガティブな考え方をせずに済むでしょう。
告白の不安を消す
ポジティブシンキング思考になるために悩まずに考えることがよいとお伝えしましたが、例えば好きな人に告白しようと思っているなら、まず先にくる感情は振られたらどうしようというネガティブなものかもしれません。
確かに緊張する状況ですからそれは当然のことですが、悪くなった状態の時のことだけ考えるのではなく、こうかもしれない、またはこんな状況になるかもしれないと様々なシチュエーションをイメージし、ネガティブな感情を打ち消すようにしましょう。
不安が大きければ大きいほど、行動や表情にも現れますから成功する確率も下がってしまうことでしょう。
紙に書く
先ほどご紹介した、視覚を利用する点と似ていますが、紙に文字を書くのがポジティブシンキング思考になるためにとても役立ちます。
テスト問題を勉強したり覚えたりするときにもそうですが、ノートにたくさん書いて覚えるという人は少なくありません。
その作用と同じで、自分の手で紙に書いた情報はよく覚えているものです。
ふとした時に思い出すこともありますし、何年経っても忘れないというものもあります。
同じように自分の良いところや幸せだと思っている点などのポジティブなことを紙に書くなら、思考に良い影響を与え、 日常的に積極的な考え方をすることができるようにになります。
前向きになる重要さ
人の考えていることや性格は、自ずと表情や顔色に現れるものです。
何か不満があったり、自分だけが幸せでないとひがんでいたりする人は表情にもそれが現れています。
誰もそんな人には近づきたいと思わないことでしょう。
ですが自分なりの幸せを見つけていたり、何事も前向きに考える人には人はとても惹かれるもので、そういう人の周りにはいつも人が集まってくることでしょう。
ネガティブな感情は 人を遠ざけてしまいますから、孤立してしまう可能性があるので、前向きになることはとても重要なことです。
まとめ
いかがでしたか?
ポジティブシンキング思考になる方法はとてもたくさんありました。
どれもそんなに難しいものではなく、ちょっとした努力と意識しだいで改善して行けるものです。
ここまで当ページでは、「ポジティブシンキング思考になる方法15選」として以下のような方法を紹介して参りました。
- 良い点を毎日3つ数える
- 感謝の気持ちを身につける
- 悩まずに考える
- 他人と比較するのをやめる
- 幸せな人と一緒にいる
- 生活習慣を向上させる
- 適度な適当さを身につける
- ハードルを高く設定しない
- 否定的な言葉を使わない
- お金=幸せかを考える
- 積極的な言葉を声に出す
- 視覚を利用する
- 告白の不安を消す
- 紙に書く
- 前向きになる重要さ
ポジティブシンキング思考を身につけて生活を豊かにしたいと思うのは、みんなが思うことです。幸せになることもみんなが願うことです。ですが、全ては自分の考え方や行動しだいですから、 先送りにすることなくすぐに実践してみましょう。
ポジティブシンキングの思考は自分が幸せになることはもちろん、自分のすぐ近くにいる人、家族や恋人や配偶者など自分にとって大切な人たちにも大きな影響を与えます。
自分自身と自分の大切な人たちが幸せになるために、今日ご紹介した方法をいくつか取り入れてみて、ポジティブシンキング思考を身につけていきましょう。