頭皮のフケがひどくて、痒みが治らないと悩んでいる人は居ませんか?
顔の赤みや、頭皮の痒みの原因のほとんどが実は、乾燥からではない場合があるという事実ご存知でしたか?
フケ症や乾燥肌だと思っていたら実は脂漏性皮膚炎であったということがあることをご存知ですか?
頭皮の悩みの種となっている、脂漏性皮膚炎ですが、実は食生活や生活習慣をほんの少し工夫するだけで誰でも簡単に治すことができるのです。
もちろん、頭皮の悩み(フケや痒み)も全て解消することができます。
当ページでは、そんな脂漏性皮膚炎の治し方10選を厳選して具体的に紹介しています。
フケや顔の痒みが治らないことを諦めている…という方は要注意です。
当ページを参考にして頭皮の悩みを解消させるきっかけにして頂ければ幸いです。
脂漏性皮膚炎の原因
脂漏性皮膚炎とは皮脂の分泌が多い場所(鼻の周辺や頭皮など)を中心に起こる皮膚炎です。
炎症を起こして地肌が赤くなり、痒みをともなったり、皮膚が荒れてかさつき、細かく剥がれ落ちる状態になることもあります。
頭皮にこの症状が起こると、フケがたくさん出るようになります。
この脂漏生皮膚炎の原因ですが、皮脂が真菌によって分解され遊離した脂肪酸が皮膚を、刺激して接触性の皮膚炎を生じることが一番の原因とされています。
また、皮膚にはもともと棲み着いているいる真菌と呼ばれる菌類がいて、この真菌が分泌された脂肪を分解し、脂肪酸という物質を作り出しています。
この脂肪酸は本来ならば、皮膚の保湿の役割を果たし、皮膚を滑らかに保っていますが、皮脂が過剰に分泌されると、バランスが崩れて増えすぎた脂肪酸が皮膚を刺激して炎症を起こしてしまいます。
ビタミンB2、B6の欠乏、アルコール依存、ストレス、糖尿病、肝臓疾患、皮脂中の過酸化脂質の刺激などが原因と言われていますが、まだ分からないことが多いのが現状です。
脂漏性皮膚炎の治し方10選
脂漏性皮膚炎は、日々の生活の中での工夫や食生活の改善だけでも治すことができます。
病院や薬局に頼ったところで悪化してしまう可能性もありますので、まずは今日からでも自身でできる改善方法から試してみることをおすすめします。
そして、当然ながら、悪化しないように早めに治療をすることが大切です。
それでは、ここからは、脂漏性皮膚炎の治し方10選を紹介していきます。
シャンプーやリンスを変える
肌に合っていないシャンプーやリンスを使っていると肌に負担がかかります。
抗真菌剤の入ったシャンプーなどもありますので、医師や薬剤師に相談してみるといいかもしれません。
シャンプーの使用頻度は2日に1度以下にして、使用しない日には、シャワーですすぎ洗いする程度にしましょう。
また、洗い方ですが、爪が頭皮に触れないように優しく洗い、すすぎ洗いを重点的にすることを心がげます。
リンスは、菌を逆に増殖させる油脂成分を含む製品が多いので、治療中は使用を控えた方が良いでしょう。
バランスの良い食事を心がげる
脂漏性皮膚炎の原因の一つにビタミンB2、B6の欠乏やアルコール依存が挙げられていました。
そこで、ビタミンB群を接触的に摂取するように心がけ、アルコールはできるだけ控えるようにした方が良いです。
レバー・ほうれん草・魚介類・豆・卵などを摂取するように心がけましょう。
また、脂っこい食事も、摂り続けると皮脂の分泌量が増えるので、脂漏性皮膚炎の原因になるマラセチアの増殖を助長することになります。
食前に果物を食べる
食前に果物を食べることにより、酵素の働きが活発になり、肌の状態を良くしてくれます。
脂漏性皮膚炎が気になりだしたら、食前に果物を食べてみてください。
肝臓を温める
胸のすぐ下、肋骨内部にある肝臓をカイロなどを使って温めます。
ただし、週末だけ行うなどして、毎日やることは控えた方が良いです。
肝臓を温めることで、肌の状態を整え、皮膚炎を防いだり、改善することができます。
ウコン(ターメリック)は脂漏性皮膚炎に良く効くと言われています。
洗顔に気をつける
刺激の少ない石鹸をよく泡立て、泡でそっとなでるように顔を洗います。
拭くときはタオルを軽く顔に押し当てるようにし、決してこすらないようにします。
紫外線を避ける
紫外線は皮膚のダメージを促進してしまいます。
紫外線の強い季節は帽子や傘で日よけを徹底しましょう。
ただし、帽子は風通しが良く、蒸れにくいものを選ぶことが大切です。
糖分の多い食品を控える
糖分の多い菓子類・ナッツ・コーヒーは皮脂の分泌を促進してしまいます。
摂りすぎには気を付けましょう。
ストレスを溜め込まない
ストレスを溜め込むことも、脂漏性皮膚炎の原因となります。
そこで、できるだけストレスを発散する方法を見つけたりして、ストレスを溜め込まないようにしましょう。
保湿をする
保湿効果のある化粧水などで、保湿をすることも脂漏性皮膚炎には効果的です。
乾燥していると感じたら、適度に肌に保湿をしてあげると良いです。
睡眠をしっかりとる
睡眠不足も、皮膚の抵抗力を低下させる要因となります。
できるだけ、規則正しい生活を心がけ、夜更かしは控えましょう。
脂漏性皮膚炎は、自己判断で治療することは危険です。
まずは、医療機関で治療用のクリームなどを処方してもらって、正しく利用することが大切です。
その上で、生活習慣を見直して、脂漏性皮膚炎の改善に努めましょう。
脂漏性皮膚炎が悪化した場合
脂漏性皮膚炎はただのフケや乾燥だと思って放置していたり、間違ったケアをしていると、脱毛や薄毛を引き起こす原因となってしまいます。
また、顔にできた場合などは、他の皮膚炎を併発する恐れや、加齢臭のような匂いを放つこともあります。
痒みや赤みが気になりだしたら、早めに治療をするという事が重要になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
当ページで解説しました脂漏性皮膚炎の治し方として、以下の10個をまとめておきます。
・シャンプーやリンスを変える
・バランスの良い食事を心がける
・食前に果物を食べる
・肝臓を温める
・洗顔に気をつける
・紫外線を避ける
・糖分の多い食品を控える
・ストレスを溜め込まない
・保湿をする
・睡眠をしっかりとる
上記の10個の方法を解説致しました。
肌に刺激の少ないシャンプー石鹸で、肌に与える刺激を少なくし、食生活に気をつけたり、生活習慣を見直したりすることで、脂漏性皮膚炎を体内からも改善することができます。
ただし、脂漏性皮膚炎に効くクリームなどを併用する場合には、必ず医療機関の指示を仰ぐようにして、合わない場合には使わないようにしましょう。
ただのフケや乾燥肌だと油断せずに、辛いかゆみなどがある場合には、早めに医療機関で受診し、体内環境などを整えて、脂漏性皮膚炎から解放されましょう。