
ヒートショックプロテイン入浴法という入浴方法が最近注目されています。
簡単に言ってしまえば、「熱いお風呂に入る」ことです。
これは昔から日本のお風呂文化で行われてきたことですが、科学的に健康や美容に効果があることが実証されています。
ヒートショックプロテイン入浴法ってなに?
ヒートショックプロテイン入浴法の効果は?
ヒートショックプロテイン入浴法で注意したいことは?
最近、雑誌やTV番組でも取り上げられている「ヒートショックプロテイン(HSP)」というワード。
実は、健康だけでなく、アンチエイジングの強い味方であるこのHSPを体内で効果的に増やせる入浴法を実践することで、女性には特に嬉しい効果を得ることができます。
当ページでは、ヒートショックプロテイン入浴法の嬉しい効果10選についてご紹介しています。
ヒートショックプロテイン入浴法に興味があるという方はぜひ、参考にしてください。
ヒートショックプロテイン入浴法とは
HSPは、日本語に訳すと「熱い刺激によって活性化されるタンパク質」という意味です。
私たちの体は、筋肉や臓器、コラーゲンやホルモンなどを含め、ほとんどタンパク質で構成されています。
しかし食生活や生活習慣、あるいはストレスなどによってタンパク質が傷ついたり、異変したりすると、疲れがなかなか取れなかったり、風邪などの感染症にかかりやすくなります。
そんな緊急事態に現れるのがヒートショックプロテインです。
これは私たちの体の中に備わるメンテナンスシステムの一種です。
傷ついたタンパク質を修復したり、修復不可能な細胞があるときにはそれを排除して増殖を防ぎます。
HSPは、その名の通り熱さという刺激を与えないと発現できません。
そのため、通常よりも熱めのお風呂に入ってその効果を引き出そうとする入浴法です。
やり方は簡単。お風呂に入る習慣のある日本人にとっては、とてもなじみやすいと思います。
通常は38~40℃のお風呂の温度を40~42℃に設定します。
入浴時間は目安として40℃の場合は15分、41℃の場合は10分、42℃の場合は8分ですが、その日の体調によって調整しましょう。
HSPは、体温が38℃以上になると増えることが分かっています。もし自分の体温変化が分からないという場合は、舌下用体温計で計ってみるといいでしょう。
お風呂から上がったら、体が熱いからといって扇風機や薄着になってはいけません。
このポカポカ状態を15分ほどキープしておくことで、HSPはさらに増殖しているのです。
ここで体を冷やしてしまうと、せっかくのHSPが増殖を止めてしまいますから注意してください。
またヒートショックプロテイン入浴法は、毎日続けていると耐性ができてしまい、効果が表れにくくなってしまいます。
日を空けて、1週間に2、3回が理想的だといわれています。
ヒートショックプロテイン入浴法の嬉しい効果10選
人は、体に何らかのストレスを与えられると、HSPのようなメンテナンスシステムが働きます。
加圧トレーニング、低酸素トレーニングなども同じ理論です。
しかし、こうしたトレーニングは体力の問題やお金もかかります。
その点、お風呂でできるヒートショックプロテイン入浴法は手軽でお金をかけることなく、健康や美容に効果が期待できます。
それでは、ヒートショックプロテイン入浴法の嬉しい効果10選を具体的に紹介していきます。
代謝アップで痩せやすい体質に
HSPによって、タンパク質が修復されることで、内臓や細胞も元気になります。
すると代謝がアップするため、何もしなくても消費エネルギーが増えて痩せやすい体質になっていきます。
ダイエット中の人は、食事、運動にプラスしてみましょう。
美肌効果
HSPは、コラーゲンの生成も促します。
コラーゲンはお肌の土台ともなるタンパク質ですから、ハリのあるプルプルのお肌をキープできます。
免疫力をアップさせる
平均体温が1度上がると免疫力は約60%上がるといわれています。
ヒートショックプロテイン入浴法では、血流が良くなるだけでなく、リンパの流れも良くする効果があります。
そのため、体内に入り込んだウイルスや細菌を退治してくれます。さらに、免疫力を高め、風邪などの病気にかかりにくくしてくれます。
むくみの解消
体重異常に太って見えるのはむくみが原因です。
ヒートショックプロテイン入浴法は、余分な水分を排出すると同時に、むくみの原因ともなる老廃物を排出できます。
デトックス効果
私たちは、知らず知らずのうちに体内に毒素をためこんでいます。
普段から運動をして汗をかく習慣がない場合には、その毒素が蓄積されてしまいます。
ヒートショックプロテイン入浴法で、大量の汗をかくことでデトックス効果が期待できます。
疲れにくくなる
HSPは、タンパク質を修復します。と同時に筋肉の修復を行い、疲れの原因である乳酸の発生を抑えてくれるので、疲れにくい体を作ってくれます。
疲労回復や虚弱体質の改善に関しては以下の関連記事も併せて参考にしてみて下さい。
セルライトを防ぐ
セルライトは老廃物と脂肪が結合してできます。
太ももやお尻の皮膚の表面がデコボコしてしまい、一度できてしまうと、マッサージなどを行ってもなかなか取れるものではありません。
老廃物を排出することでセルライトができるのを防ぎます。セルライトに関しては以下の関連記事も併せて参考にしてみて下さい。
熟睡できる
体が心から温まることで自律神経である「副交感神経」が刺激されます。
そうするとリラックスできるため、寝つきが良くなって、睡眠の質が良くなります。
筋肉の萎縮に効果がある
怪我や病気などで長く筋肉を動かさない状態が続くと、筋肉の萎縮が起こります。
筋肉の萎縮を改善するためには、辛い運動リハビリがありますが、それに加えてヒートショックプロテイン入浴法をすることで、筋肉を落とさず効率よく修復していきます。
運動能力が向上する
体を動かすことで出る疲労物質は細胞内のタンパク質にもダメージを与えます。
HSPは、スポーツでできた傷も修復していくため、体力の限界も上がり、その結果運動能力も向上します。
ヒートショックプロテイン入浴法の5つの注意点
健康や美容にとってもいいヒートショックプロテイン入浴法ですが、注意点がいくつかあります。
特に持病を持っている人や高齢者の方は避けたほうがいいでしょう。
それでは、ヒートショックプロテイン入浴法をする上での5つの注意点を具体的に紹介していきます。
心臓や血圧に持病がある人は避ける
ヒートショックプロテイン入浴法は、一気に体温を上げる入浴法ですから、体に相当の負担がかかります。
とくに心臓や血圧に問題がある人は、避けたほうがいいでしょう。
入浴前に必ず水分を補給しておく
ヒートショックプロテイン入浴法は、大量の汗を一気にかきます。
熱中症にならないためにも、お風呂に入る前に水分補給をしっかりしておきましょう。
お風呂から上がっても保温する
入浴後もヒートショックプロテインは増え続けていますから、体温を保温します。
タオルケットやバスローブなどを使って、15分ほど体温が逃げないようにしておきましょう。
毎日は行わない
私たちの体は順応性があります。
そのため、毎日熱いお風呂に入っていると、体がそれを当たり前と思って、刺激ととらえなくなってしまいます。
週に2~3回ほどにしておきましょう。
また、時には2週間ほど間を置いた方が効果が現れやすくなります。
温度差の激しい冬場は注意する
とくに中高年の人の場合、冬場の温度差は注意が必要です。
寒い脱衣所から熱い湯船に入ったとたん、血管が一気に広がって脳卒中や心筋梗塞などを起こす危険性もあります。
できれば、冬場は避けるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。
熱いお風呂に入るのは「お年寄り」ばかりかと思っていましたが、美容や健康にこれほどの効果があるのなら、ぜひ取り入れたい入浴方法ですね。
ここまで当ページでは、以下のようなヒートショックプロテイン入浴法の嬉しい効果をご紹介してきました。
- 代謝アップで痩せやすい体質に
- 美肌効果
- 免疫力をアップさせる
- むくみの解消
- デトックス効果
- 疲れにくくなる
- セルライトを防ぐ
- 熟睡できる
- 筋肉の萎縮に効果がある
- 運動能力が向上する
また、ヒートショックプロテイン入浴法の効果を最大限に引き出すため、以下のような注意点もご紹介してきました。
- 心臓や血圧に持病がある人は避ける
- 入浴前に必ず水分を補給しておく
- お風呂から上がっても保温する
- 毎日は行わない
- 温度差の激しい冬場は注意する
ヒートショックプロテイン効果は、お風呂に入るだけでなく、蒸しタオルを顔に乗せたり、洗顔の時に最後の仕上げで熱めのお湯ですすいだりすることで実感することができます。
ぜひ試してみてください。
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