年末年始、新歓などなど、お酒を飲む機会はたくさんあります。
でも、
お酒は太る…。
ダイエット中だけど飲みたい…。
そんなとき、できるだけ太りにくいお酒を選んで飲みたいものです。
「ダイエット中だけどどうしてもお酒が飲みたい!」と思うときってありませんか?
飲んでも太りにくいお酒を知りたくありませんか?
太らないお酒の飲み方ってあるの?
そこで、当ページでは、ダイエット中に飲んでも太りにくいお酒10選を紹介しています。
ダイエット中だけど、お酒を飲みたいと思っている方は、ぜひ、参考にしてください。
お酒はどうして太るのか
お酒は太るとよく言われますが、実はお酒自体は太る原因にはなりません。
お酒は「エンプティカロリー」といって、すべて熱として発散されたりして、人間の体に蓄えられないカロリーなんです。
しかし、アルコールのカロリー消費を最優先にするため、他の糖や脂質の消費を後回しにしてしまいます。
そして、本来ならば消費されているはずの栄養素が体内に残ってしまうことで、脂肪として蓄えられてしまうのです。
アルコールを分解する臓器は肝臓です。肝臓は最優先でアルコールを解毒しようとして分解します。
そのため、他の役割がおろそかになってしまいます。それが「グリコーゲンを肝臓や筋肉に貯蔵する」という役割です。そのため、行き場を失ったグリコーゲンは中性脂肪となって蓄えられていきます。
血糖値のコントロールも低下してしまうため、血糖値が十分に上がらず、食べても、食べても満腹考えられなくなります。
そのため、飲んだ後に血糖値が高くなるラーメンなどの炭水化物を欲するようになり、太ることになります。
お酒の種類にも、太りやすいお酒と太りにくいお酒があります。太りやすいお酒は糖質が多く含まれているものです。
たとえば、蒸留酒よりも醸造酒の方が太りやすいですし、カクテルやチューハイなどでも、ガムシロップやジュースなどで割ったものはカロリーが高くなります。
ダイエット中に飲んでも太りにくいお酒10選
仕事や人間関係でストレスがたまると、無性にお酒を飲んで発散したくなりますよね。
お酒は、飲み過ぎなければ、健康にも良いとされています。ダイエット中にお酒を飲むことに罪悪感を覚える必要はありません。
お酒がエンプティカロリーだという特性を上手に使えば、ダイエットに障害になることもありませんよ。
それでは、ここからはダイエット中に飲んでも太りにくいお酒10選を具体的に紹介していきます。
焼酎
焼酎は蒸留酒なので、含まれるカロリーは、エンプティカロリーです。脂質や糖質といった栄養がないので、カロリーが体内に蓄積されることはありません。
ただし、酎ハイなど「何かで割る」場合、糖質を含むもので割ってしまうとカロリーが高くなるので注意しましょう。
ウイスキー
お酒はアルコール度数が高ければ高いほど、高カロリーです。しかし、ウイスキーは例外的に高いアルコール度数であるにもかかわらず、カロリーは低めです。ウイスキーはアルコール度数が高いので、飲み過ぎないようにしましょう。
炭酸を加えたハイボールにすれば、アルコール度数を薄めて飲むことができるのでお勧めです。
ブランデー
ブランデーは、ブドウでワインを作って蒸留し、樽で熟成させたお酒です。蒸留酒であるブランデーは、糖質はありませんから、太りにくいお酒です。最近の研究報告によると、ブランデーの香りには、脂肪の代謝を促すホルモンの量が増える作用があるそうです。
他のお酒のように食欲を増進させることもないので、おつまみがなくても飲めるお酒です。
ウォッカ
ウォッカも蒸留酒として有名です。ウォッカは、摂取した直後からカロリーが消費されるので、ウォッカだけ飲んでいる分には太りにくいといえます。
ただし、ウォッカベースのカクテルなどは糖質が多く含まれているので要注意です。
ジン
ジンは、オランダで薬用酒として生まれました。蒸留酒をジュニパーベリーをはじめとした香草と一緒に再度蒸留することによって作られるスピリッツです。
多数の香草を用いているため香りのクセが強く、好みがはっきり分かれるお酒です。
ジンといえば、ジントニック。ジントニックに使われているトニックウォーターは、砂糖を含んでいるので、ダイエット中に飲む場合には、炭酸だけで割って飲むとカロリー控えめになります。
テキーラ
テキーラの原材料である「リュウゼツラン」に含まれる糖質成分は、血糖値を下げ、空腹を抑えるホルモンの分泌を助ける効果があります。また、腸から脂肪を吸収しにくくする効果もあるとか。
ダイエット効果のありそうなお酒ですが、やはり飲み過ぎには注意です。
ラム
ラム酒の原材料はサトウキビです。サトウキビといったら、高糖質のように思いますが、実はラム酒も蒸留酒ですから、糖類は一切含まれていません。
ロックやストレートで飲む分には、あまりカロリーのことを心配しなくてもいいのですが、ラム酒ベースのモヒートやダイキリにすると、糖質が高くなってしまうので、ダイエット時には向きません。
スピリタス
世界で一番アルコール度数の高いお酒として有名なスピリタス。原料は、ジャガイモ、とうもろこし、大麦といった穀物です。
これに酵母を加えて発酵させ蒸留を70回以上も繰り返してできます。もちろんエンプティカロリーです。
スピリタスは、果実酒を漬け込むときのアルコールとして利用することが多く、度数が高いので短時間でしっかり漬かります。
糖質が多いので、炭酸などで割って飲むのがおすすめです。
赤ワイン
赤ワインは、低カロリー・低糖質のお酒です。
ただし、チーズなどの高カロリーのおつまみと相性がいいため、赤ワインを飲むときには、低カロリーのおつまみにするように心がけましょう。
辛口の白ワイン
白ワインは、カリウムが豊富。体に水分を溜め込む不要なナトリウムを排除する働きがあり、尿の排出を促してくれます。この利尿効果により、むくみによる水分が排出され、体がスッキリします。
また、甘口のワインは辛口のワインに比べて糖質が高めです。夜だけ糖質制限ダイエットをしているという人は、辛口の白ワインを選ぶといいでしょう。
ダイエット中にお酒を飲む上で気を付ける5つのポイント
ダイエット中にカロリーの低いお酒を選んで飲むことも大切ですが、それ以上に気を付けなければならないことがあります。
アルコールが入ると、つい気がゆるんでしまいますが、忘れないようにしましょう。
それでは、ダイエット中にお酒を飲む上で気を付ける5つのポイントを具体的に紹介していきます。
高カロリーなおつまみは食べない
実は、お酒自体は、食べ物に比べてそれほどカロリーがあるわけではありません。
適量であれば、お酒だけ飲んでいる分にはそれほど太らないのです。
お酒にはおつまみが欠かせません。そのおつまみが揚げ物やチーズなどカロリーが高いものであることが問題なのです。
またアルコールは、満腹中枢がマヒしてしまうため過食になりやすいという点があります。お酒を飲むときには、カロリーの低いおつまみを意識して選ぶようにしましょう。
水と一緒に飲む
お酒を飲んだら、それと同等くらいのおみずを飲むと、胃の中のアルコール濃度が薄まり、アルコールの分解が早くなります。
飲む量も抑えられ、二日酔いやむくみの防止にもなります。
空腹の状態で飲まない
空腹の状態でお酒を飲むと、急激に血糖値が上がってしまいます。血糖値の上昇は太る原因のひとつです。
また、空腹時にはアルコールの吸収が早いので、早く酔ってしまいます。飲む前には、乳製品を摂取するなど対策をしておきましょう。
ゆっくり飲む
飲むペースが速いと。普段以上に飲み過ぎてしまいます。
飲み口のいいカクテルやサワー類よりも、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒をチビチビとゆっくり飲んだほうが、ダイエットのときには太りにくくなります。
締めのラーメンはNG
アルコールを飲むと、満腹中枢がマヒしてしまいます。さらに血糖値のコントロールも低下してしまうため、無性に炭水化物が食べたくなるのです。
そこでラーメンを食べてしまったら、アウトですよ。
そのままラーメンのカロリーは脂肪へと変換されてしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ダイエット中だからといって、無理にお酒を断ってしまうと、それが逆にストレスとなって、今度は暴飲暴食の方に進んでしまうかもしれません。
ダイエット中でもお酒を上手に選べば、太らない飲み方もできます。
ここまで当ページでは、以下のようなダイエット中に飲んでも太りにくいお酒をご紹介してきました。
- 焼酎
- ウイスキー
- ブランデー
- ウォッカ
- ジン
- テキーラ
- ラム
- スピリタス
- 赤ワイン
- 辛口の白ワイン
また、ダイエット中にお酒を飲む上で気を付けるポイントも以下のようにご紹介してきました。
- 高カロリーなおつまみは食べない
- 水と一緒に飲む
- 空腹の状態で飲まない
- ゆっくり飲む
- 〆のラーメンはNG
ダイエット中は、いろいろな飲食のカロリーが気になりますね。
しかし、あまり厳しいカロリーコントロールをしてしまうと、リバウンドが心配です。
お酒は、ストレス解消にもなります。お酒を飲んだ翌日は、食事のカロリーを気にかけて、「チャラ」にするといった方法を取るのもいいですね。
ダイエットを長続きさせるには、メリハリが大切です。