
味覚障害を起こす人が、最近急増しており、年間10万人以上が味覚障害と診断されています。
味覚に異常があると、食事の楽しみもなくなり、塩分を摂り過ぎるなど生活習慣病にかかりやすくなると言います。
味覚障害はどうしてなるの?
味覚障害を治すためにはどうすればいいの?
味覚障害を改善するレシピは?
最近では若い世代でも味覚障害を訴える人が増えています。原因がさまざまで誰でもなる可能性があるのです。
ですが、しっかりと予防、改善策をしていれば味覚障害は治す事ができます。
当ページでは、味覚障害を治療するために必要な10のことについてご紹介しています。
最近、味がよくわからなくなってきたという方はぜひ、参考にしてください。
味覚障害の原因
味覚障害の原因には2つあります。ひとつは、「脳卒中」「脳の外傷」「耳の手術の合併症」など舌で感じた味覚を脳に伝える「神経」に問題がある場合。
もうひとつは、舌の味覚を感じる器官に問題がある場合で、味覚障害で最も多い原因です。
舌の表面には「乳頭」という細かい突起があります。
その中に「味蕾(みらい)」という味を感知する器官がたくさんあります。
この味蕾によって、「甘い」「しょっぱい」「酸っぱい」「辛い」「苦い」のほか「うまみ」も感知することができます。
味蕾は新陳代謝が非常に活発な細胞で、通常7~10日で新しい細胞と入れ替わりますが、このとき必要なのが「亜鉛」という栄養素です。
この亜鉛が食生活の乱れで、不足していると、味蕾の細胞が再生されにくくなり、味覚障害を起こしてしまいます。
従来は、新陳代謝が衰えてくる高齢者に味覚障害が多かったのですが、最近では食生活のアンバランスや保存料や添加物の多い冷凍食品、インスタント食品を好む若者にも多く発症する傾向が強くなっています。
味覚障害を治療するために必要な10のこと
味覚障害は、新陳代謝が衰えたり、癌、糖尿病、貧血、肝臓病、腎臓病などの全身疾患を治療する薬で起こることが多いので、中年以降の高齢者に起こる障害でした。
しかし、最近では若い世代にも味覚障害を起こす人が増えています。それは、無理なダイエットをしたり、偏った食事を続けたり、ストレスが原因になることもあります。
それでは、味覚障害を治療するために必要な10のことを具体的に紹介していきます。
亜鉛を多く含む食品を積極的に食べる
味蕾の細胞分裂を助けるのは「亜鉛」という栄養素です。亜鉛を多く含む食品を積極的に食べるようにしましょう。
「牡蠣」「海藻」「貝類」「牛肉」「レバー」「鶏肉」「豚肉」「卵」「チーズ」などは良好な亜鉛の供給源です。
唾液の分泌を促す
加齢や病気(シューグレン症候群など)で唾液の分泌が極端に少なくなると、味覚障害が起こります。
また唾液は、未来細胞を保護する役割があるので、口の中がドライマウスにならないように、唾液の分泌を促しましょう。
具体的には「あいうべ体操」が効果的です。
口を大きく開けて「あ」「い」「う」最後に舌をできるだけ出して「べ」といいます。これを何度か繰り返しましょう。
無理なダイエットはしない
急激なダイエットによる食生活の偏りによって、亜鉛を含むミネラル不足になりがちです。
また、ダイエットとリバウンドを繰り返していると、栄養の吸収も悪くなります。
置き換えダイエットをしている場合、その置き換え食に亜鉛が含まれているかどうかチェックしましょう。
冷凍食品やインスタント食品を摂り過ぎない
冷凍食品やインスタント食品に多く含まれる「ポリリン酸」や「フェチン酸」といった食品添加物が亜鉛の吸収を妨げたり、排出を早めたりします。
禁煙する
タバコに含まれるニコチンやタールといった毒素が味蕾細胞を破壊します。禁煙すると食事が美味しく感じるというのは、味蕾細胞が回復している証拠です。
舌苔を取る
舌の上に付いている苔のようなものを舌苔と言いますが、この舌苔が厚く大量についている場合、味蕾にまで味成分が行き届かなくなり、味覚障害を起こす場合があります。
舌苔用のブラシを使って、優しく取るようにしましょう。
鼻づまりを治す
鼻がつまっていると、味も分かりにくくなります。とくに慢性の鼻炎を患っている人は、きちんと治療をしましょう。
サプリメントを利用する
毎日忙しくて、自炊することができなかったり、食生活が不規則になったりする人は、サプリメントで亜鉛を補給しましょう。
ストレスをためない
ストレスがたまってくると、舌苔の層が厚くなったり、変色したりしてしまいます。また、過度のストレスによって、うつ状態になることで味覚障害を起こすこともあります。
ストレスはできるだけためずに、発散するように心がけましょう。
薬を変える
慢性の病気、たとえば糖尿病や高血圧といった病気を治療する薬の中に、味覚障害を起こすものが含まれていることがあります。
その場合は、主治医に相談して、薬を変えてもらいましょう。
味覚障害を治すのに効果的なレシピ5選
味覚障害に深く関係するのが「亜鉛」です。亜鉛は、通常の食事をしていれば極端に不足するということはありません。
しかし、偏った食品ばかり食べていたり、ファーストフードばかり食べていたりなど、亜鉛の吸収を妨げる食事を続けていることで亜鉛不足となります。
それでは、味覚障害を治すのに効果的なレシピ5選を具体的に紹介していきます。
牡蠣の時雨煮
出典:cookpad
材料:
- 牡蠣 600g
- 生姜千切り 60g
調味料:
- 酒 大さじ2
- ザラメ(砂糖) 大さじ2
- みりん 大さじ3
- 醤油 大さじ4
作り方:
- 牡蠣はヒダの部分に汚れがたまっているので、塩でそっと洗い流水で流しましょう。
- 調味料を沸騰させたら生姜を入れます。
- 牡蠣を入れます。
- 沸騰させます。
- 一度取り出して煮汁を煮詰めます。
- 再度牡蠣をいれて5分ほど煮ます。少々アクがでるので、すくいます。
- 再度牡蠣を出し、さらに煮汁を煮詰めます。
- 牡蠣をいれて、水分が飛ぶまでよく煮汁を絡ませます。焦げやすくなっているので火加減には注意しましょう。
牡蠣ときのこの炊込みごはん
出典:cookpad
材料:
- 冷凍牡蠣:6~7個
- 舞茸:1/2株
- えのき茸:100g
- 米:3合
- 醤油:大さじ4
- みりん:大さじ2
- 酒:大さじ2
- 粉末だし:大さじ1
- バター:小さじ1.5
作り方:
- 米をといで、水気を切ります。
- 1に全ての材料・調味料を入れます。
- 2に不足分の水を加えます。(3合の線より少し多めにしましょう)
- 炊飯器の炊込みコースで、なければ通常の炊飯でスイッチを押します。
- ごはんが炊き上がったら、なるべく早いうちに具を崩さないようにかき混ぜます。
アサリとトマトとたまねぎのピリ辛スープ
出典:cookpad
材料:
- アサリ:150g
- トマト:1個
- たまねぎ:1/8
- 鶏ガラスープ :少々
- ラー油:少々
- 塩:少々
- 水:500ml
作り方:
- 鍋に水とアサリとたまねぎを入れ沸騰させ、アサリりが開いたら弱火にしてアクを取ります。
- 鶏ガラスープを入れ、トマトを入れてふたたび沸騰させ、塩で味を調えます。
- 火を止めてラー油を加えます。
水菜とわかめの簡単サラダ
出典:cookpad
材料:
- 水菜:一束
- 乾燥わかめ:小さじ1
- ツナ:大さじ1くらい
- お好きなドレッシングかお醤油適量
作り方:
- わかめを水でもどします。水菜は切って、レンジで1分ほど加熱し、しんなりさせます。
- もどしたわかめは、くさみをとるため、よく水で洗います。水気をきったら水菜と混ぜ合わせます。
- ツナを加えて冷蔵庫で冷やし、お好みのドレッシングをかけたら完成です。
脂肪燃焼スープ
出典:cookpad
材料:
- キャベツ:1/4or1/2個分
- セロリ:1茎
- トマトの水煮缶:1個
- ピーマン:1個
- たまねぎ:中サイズを2or3個
- コンソメスープの素:2個
作り方:
- 大きめの鍋に、材料を食べやすい大きさに切り入れます。
- トマトの水煮缶を入れます。
- コンソメスープの素を入れます。 水の分量は、野菜から水分が出るので鍋から吹きこぼれない程度加えます。
- 沸騰させます。 好きな歯ごたえになるように調整して下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
味覚障害は、風邪をひいたときのように、一時的に起こるものもあれば、徐々に慢性化して知らないうちに味がわからなくなってしまうこともあります。
ここまで当ページでは、以下のような味覚障害を治療するために必要なことをご紹介してきました。
- 亜鉛を多く含む食品を積極的に食べる
- 唾液の分泌を促す
- 無理なダイエットはしない
- 冷凍食品やインスタント食品を摂り過ぎない
- 禁煙する
- 舌苔を取る
- 鼻づまりを治す
- サプリメントを利用する
- ストレスをためない
- 薬を変える
また、毎日の食事で味覚障害を予防するレシピも以下のようにご紹介してきました。
- 牡蠣の時雨煮
- 牡蠣ときのこの炊込みごはん
- アサリとトマトとたまねぎのピリ辛スープ
- 水菜とわかめの簡単サラダ
- 脂肪燃焼スープ
あまり刺激のあるものを食べ過ぎるのも、味覚障害を起こすそうです。
激辛がブームになったり、マイ唐辛子を持ち歩いている人がいますが、ほどほどにしておきましょう。



