
親知らずは、誰にでもある歯です。しかし、多くの人が虫歯になったり、腫れたりして抜歯を迫られるやっかいな歯ですね。
そんな親知らずに関して以下のような悩みや疑問を抱いたことはありませんか?
なぜ親知らずを抜歯したほうがいいの?
親知らずの抜歯後に注意すべき点は?
親知らずを抜歯した後の食事、実はこれかなりネックですよね。抜歯した穴にご飯がつまってしまうこともしばしば。
また、抜歯した後の食事だけではなく、他にも注意すべきことは、多々あります。」
当ページでは、親知らずの抜歯後に注意すべき事10選をご紹介しています。
これから親知らずを抜く予定があり、親知らずを抜歯したあと何に注意したら良いか、悩んでいる人はぜひ、参考にしてください。
親知らずについて
親知らずは「第三大臼歯」と呼ばれていて、前歯から数えて8番目の永久歯のことです。
この歯は、生えてくるのが遅く、10代後半から20代になってから生えてくることがほとんどです。
昔の日本人は寿命が短かったため、子どもが20歳を超える頃には、すでに亡くなっていることが多かったため「親が知らない間に生えてくる歯」ということで、親知らずという名がついたともいわれています。
親知らずは、なんのために生えているのでしょう。トラブルが多いのに、生えてくる意味があるのでしょうか。実は、親知らずは、人間の食生活に深く関わっています。
原始時代に遡る大昔には、人々は、木の実や野生動物を主食としていました。今のように、柔らかく加工されたものなどありません。
そのため、固いものを?み切ったり、すりつぶしたりする歯はとても重要でした。遅く生えてくる親知らずも、実は、すり減った奥歯を補うために、時間差で生えてくるという、生きていくための知恵だったのです。
ところが、現代では、加工技術の発達によって、無理に固いものを食べる必要はなくなりました。
そうすると、アゴを使うことが無くなってきたため、どんどんアゴが退化して、細面の顔つきになってきました。
アゴが狭くなってきたことによって、一番奥の親知らずが生えてくるスペースがなくなります。
すると、後から生えてきた親知らずが、前の歯を圧迫したり、下に潜り込んだりして虫歯になりやすくなってしまったのです。
もちろん、人によっては、あごのスペースが十分できれいに生えてくる人もいます。
また、一部だけ生えてきて、他の歯に悪影響を及ぼしておらず、歯磨きにも問題がない場合、さらには、完全に歯茎の中や骨の中に埋まっており、今後も問題が起こる可能性がないものなどに関しては、無理に抜歯する人ようはありません。
親知らずに関しては、自分の状態がどうなっているのか、レントゲンなどを撮ってもらって、歯医者さんと相談してみましょう。
親知らずを抜歯した方が良い5つの理由
親知らずは、絶対抜いたほうがいいというものではありません。痛みがなく、きちんと歯磨きができている状態なら、抜く必要はありません。
その一方で、親知らずを放置しておくと、のちのち困ったことが起こるケースもあります。
それでは、親知らずを抜歯した方が良い5つの理由を具体的に紹介していきます。
歯並びが悪くなる
親知らずは、無理やり狭いスペースに生えてくるため、少しずつ前の歯を圧迫していきます。
すると、歯並びがどんどん悪くなってしまいます。親知らずを抜いた人と放置していた人を比べると、数年後の歯並びのズレがかなり大きくなっていることがわかります。
虫歯になりやすい
一番奥の歯ブラシの届きにくい場所に生えてしまう親知らずは、いくら気をつけて磨いても磨き残しが出てしまいます。
また、生え方が斜めだったり、前の歯の下に潜り込んだりして、そのすき間に食べカスが詰まってしまいます。どうしてもケアが不十分となり、親知らずそのものだけでなく、周囲の歯も虫歯になりやすくなってしまいます。
口臭の原因
口臭は、口の中に留まっている食べカスが発酵して臭います。歯茎の下に潜り込んでいる親知らずは、その間に食べ物のカスが溜まりやすくなって、口臭の原因になります。
噛み合わせが悪くなる
親知らずにわずかでも違和感を覚えると、無意識に親知らずのない方で咬むことが多くなってしまいます。
片方の歯で噛む癖がついてしまうと、?み合わせが悪くなってしまいます。かみ合わせが悪くなると、顔がゆがんで、肩こりや頭痛の原因にもなります。
虫歯菌が全身を巡ることも
親知らずに虫歯ができることによって、虫歯菌が血管を通って脳や敗に移動し、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病といった病気を引き起こす可能性があります。
親知らずの抜歯後に注意すべき事10選
抜歯をするのは、誰もが嫌なものです。しかし、これ以上悪化させないためにも抜歯を覚悟した場合、処置後にも十分注意しましょう。
抜歯後は、歯医者さんからも注意を受けますが「ま、このくらいはいいか」と思えることでも、治りが悪くなったり、出血が止まらなくなったり、ばい菌が入ってしまうこともあります。
それでは、親知らずの抜歯後に注意すべき事10選を具体的に紹介していきます。
舌で触らない
歯を治療した後、まして抜歯をして歯茎にぽっかりと穴が開いた状態では、とても気になります。
そして、思わず舌で触ってしまうことも。しかし、唾液には殺菌成分も含まれていますが、ばい菌もたくさん含まれています。
通常なら平気であっても、抜歯直後は、組織がむき出しになっているので、できるだけ舌で触らないように注意しましょう。
24時間以上は冷やさない
親知らずを抜歯したあと、歯茎や頬が腫れあがることも珍しくありません。そんなときには保冷剤などを使って冷やすと楽になります。
しかし、24時間過ぎても冷やし続けるのは、血流が悪くなってしまい、かえって治りを遅くしてしまいます。24時間をめどに、冷やし過ぎには注意しましょう。
あまりうがいをしない
親知らずを抜くと、歯に穴が開いて、ここに血の塊ができます。これは、血のフタをすることで、ばい菌に侵入を防ぐ役割をしています。
そのため、口の中が気になるからといって、頻繁にうがいをしてしまうと、血の塊がとれて、治りを悪くしてしまいます。
麻酔が切れる前に食事はとらない
麻酔は、抜歯後2時間ほど効いています。まだ麻酔が効いている状態で食事をとると、熱いものを食べると火傷しやすくなりますし、頬の内側を噛んでしまうこともあります。
こうしたことを防ぐためにも、しっかり麻酔が切れてから食事をするようにしましょう。
運動はしない
親知らずを抜歯した後は、血が出やすい状態になっています。毎日ウォーキングやジョギングを欠かさないという人も、この日だけはお休みにしましょう。
運動をすることで、血流がよくなって、抜歯後も出血してしまいます。
お風呂に入らない
運動と同じ理由で、抜歯後はお風呂に入らないようにしましょう。血流がよくなって出血しやすくなります。
どうしても、気持ちが悪いという人は、できるだけ短時間でシャワーを浴びるだけにとどめましょう。
お酒は飲まない
こちらも、血流をよくしてしまいます。アルコールによって、血液が固まりにくくなります。さらに、ドクドクと脈を打つような痛みを引き起こすことがあります。
ガーゼを強く噛む
ガーゼを強く噛むことで、早く止血することができます。
抜歯直後は、少なくとも30分以上、30分経過しても、まだ出血しているようならガーゼを交換して、さらに30分噛むようにしましょう。早く止血できれば、痛みも少なくなります。
寝るときは、頭を高くして
親知らずを抜いたところから、少しずつ血液や体液が流れ出ていきます。それらが、顔の上の方に行くと、腫れたり、痛みが出たりします。
血液ができるだけ下に行くようにするため、いつもよりも高めの枕か、バスタオルなどを重ねて寝るようにしましょう。
鼻を強くかまない
上の親知らずを抜歯した場合、鼻につながる空洞に近いため、空洞と抜歯した穴がつながってしまうことがあります。
通常は、血液が溜まって、自然に閉じていきますが、鼻を強くかむと、せっかくたまってフタをしていた血液が吸い上げられ、穴が開いてしまい強い痛みが出ることがあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
親知らずを抜かなければならない理由もお分かりいただけましたか?
「たかが、歯を1本抜くだけ」でも、口の中は、ばい菌でいっぱいです。抜歯後の痛みや予後を大切にするためにも、気をつけたいことがたくさんあります。
ここまで当ページでは、以下のような親知らずの抜歯後に注意すべき事をご紹介してきました。
- 舌で触らない
- 24時間以上は冷やさない
- あまりうがいをしない
- 麻酔が切れる前に食事はとらない
- 運動はしない
- お風呂に入らない
- お酒は飲まない
- ガーゼを強く噛む
- 寝るときは、頭を高くして
- 鼻を強くかまない
親知らずも、太古の昔にはちゃんとした意味があったんですね。
今流行りの顔がシュッとした美男美女の皆さん!親知らずでのトラブルは、避けられないものとして、もし痛みが出たら、早急に歯医者さんに相談してみましょう。



