
最近、ダイエットに効果があるということで注目されているラクトフェリンですが、それだけでなく、私たちの健康にとても貢献してくれる栄養素だということがわかってきました。
ラクトフェリンを初めて聞いたという方の中には、もしかしたら、以下のような悩みや疑問を抱かれている方も居るのではないでしょうか。
ラクトフェリンってなに?
ラクトフェリンの効果は?
ラクトフェリンに副作用はあるの?
ラクトフェリンの抗菌作用ってどのくらい?
今、大きな可能性を秘めていると話題の「ラクトフェリン」。母乳の中に豊富に存在し、赤ちゃんを守る大事な栄養素、ということですが、ラクトフェリンを摂取する上で、どんなもので、どんな働きが期待できるのか知っておくことが重要です。
そこで、当ページでは、ラクトフェリンの効果10選と共にラクトフェリンが身体にもたらす嬉しい効能や、ちょっと危険な副作用についてもご紹介していきます。
ラクトフェリンに興味のあるという方はぜひ、参考にしてください。
ラクトフェリンとは
ラクトフェリンというと、まず頭に浮かぶのがお母さんの母乳ではないでしょうか。
とくに、赤ちゃんが生まれてすぐに与える「初乳」に多く含まれており、この初乳を飲ませることで、赤ちゃんの免疫力を格段にアップさせる働きがあります。
しかし、ラクトフェリンは母乳だけに含まれているものではありません。
ラクトフェリンはタンパク質で、涙、唾液、反汁、胆汁、羊水といった体のほとんどの分泌液、さらに血液にも含まれています。
ラクトフェリンが発見され、さまざまな研究が重ねられた結果、私たちの健康に役立つ働きをたくさん持つことがわかってきました。
ラクトフェリンは細菌の増殖を防ぎ、強い抗菌能力があります。また、活性酸素や腸内細菌の増殖を抑えてくれます。
さらに、脂肪を分解し合成を抑制するため、ダイエットにも注目されています。
ラクトフェリンは、牛乳やヨーグルトなどの乳製品に多く含まれます。
しかし、熱や酸に弱いため、体内に効率よく取り込むことが難しい栄養素です。また、蓄えることもできないので、毎日、一定量を摂取することが大切です。
ラクトフェリンの効果10選
ラクトフェリンは、身体の免疫機能を高めるだけでなく、私たちの健康促進のためのさまざまな効果を発揮します。
ラクトフェリンを意識した食生活を心がけることで、健康を維持することができます。
それでは、ここからはラクトフェリンの効果10選を具体的に紹介していきます。
脂肪分解作用
脂肪を分解する酵素にリパーゼがあります。しかし、脂肪はペリリピンという薄い膜でコーティングされているため、リパーゼが入り込みにくい構造を持っています。そのため、脂肪は分解されにくいのです。
ラクトフェリンは、このペリリピンを減少させる作用があるため、リパーゼが脂肪に入り込みやすくなって、効率的に脂肪を分解します。
腸内環境を整える
ラクトフェリンは、腸内の善玉菌であるビフィズス菌を増やす働きがあります。そのため腸内菌のバランスを整えて、便秘や下痢といった症状を改善します。
新陳代謝をよくする
腸内環境がよくなると、血行も良くなります。老廃物の排出もスムーズにできるため、新陳代謝がアップします。
抗菌・抗ウイルス作用
ラクトフェリンには、抗菌・抗ウイルス作用があります。
そのため、生まれたばかりの赤ちゃんを病気から守ったり、風邪やインフルエンザ、ノロウイルスといった感染症から体を守ったりする働きがあります。
ピロリ菌の除去
胃炎、胃潰瘍、十二支潰瘍、胃がんの原因ともいわれているピロリ菌。
ラクトフェリンには、このピロリ菌を包み込んで、胃粘膜に付着するのを防ぎ、さらに体外に排出させる働きがあります。
貧血の改善
ラクトフェリンには、鉄の吸収調節作用があります。そのため、鉄分不足の貧血を改善する働きがあります。
内臓脂肪の減少
ラクトフェリンには、脂質の代謝を改善する働きがあります。
さらに、脂質の合成を抑制しる働きもあるため、内臓脂肪がつくことを防止し、ついてしまった内臓脂肪を減らす作用があります。
美肌効果
腸内環境がよくなることで、美肌にも効果があります。さらに、美肌の土台となる「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」を活性化して増やす働きもあります。
アンチエイジング
ラクトフェリンは活性酸素を除去する働き「抗酸化作用」があります。
活性酸素は老化の原因になるものですから、この原因を取り除くことで、アンチエイジング効果が期待できます。
免疫力を回復する
NK細胞は、がん細胞やウイルスに感染した細胞を発見して、破壊する重要な役割を担っています。
ラクトフェリンには、身体を守る免疫細胞の一種である「NK(ナチュラルキラー)」細胞の働きを高める作用があります。
ラクトフェリンの副作用について
ラクトフェリンは、人間の身体にも存在するタンパク質です。そのため、副作用はほとんど心配することはないとされています。
ラクトフェリンは、牛乳や乳製品といった食べ物に含まれているものですから、たくさん摂取しても問題はありません。
ただし、ラクトフェリンは牛乳タンパク質ですから、牛乳アレルギーといった症状を持つ人は控えたほうがいいでしょう。
まれに、ラクトフェリンの整腸作用のため下痢を起こすことがあります。
しかし、その症状の多くは、腸内環境が正常に戻っている段階で、腸の水分吸収が一時的に減ってしまうために起こるものと考えられています。
ラクトフェリンの抗菌作用について
ラクトフェリンは、鉄と結合する性質があります。ウイルスは、増殖するときに、鉄を利用しますが、ラクトフェリンは鉄イオンを奪うため、ウイルスの増殖を食い止めることができます。
また、ラクトフェリンは、胃の中で「ペプシン」という酵素によって分解されます。
その一部が「ラクトフェリシン」という抗菌ペプチドに変化します。このラクトフェリシンは、ラクトフェリンよりも強力な抗菌作用を持ちます。
ラクトフェリンとラクトフェリシンのWのパワーで、胃がんや胃潰瘍の原因となるピロリ菌も包み込んで除去、排出する働きもあります。
さらに、ラクトフェリンはC型肝炎ウイルスなど、ウイルスの表面の膜に結合して、細胞に侵入しないように働きかけます。この他にもB型肝炎、HIV、白血病、ヘルペスといったウイルスの複製を抑える作用があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ラクトフェリンの健康に及ぼすパワーは、赤ちゃんのときだけでなく、大人になってからも最大限活用したいものです。
当ページでは、以下のようなラクトフェリンの効果についてご紹介してきました。
- 脂肪分解作用
- 腸内環境を整える
- 新陳代謝をよくする
- 抗菌・抗ウイルス作用
- ピロリ菌の除去
- 貧血の改善
- 内臓脂肪の減少
- 美肌効果
- アンチエイジング
- 免疫力を回復する
ラクトフェリンは、ダイエットにも効果がありそうですが、牛乳やヨーグルトには脂肪も多く含まれています。
摂取するときには低脂肪にするか、ラクトフェリンのサプリメントを利用するのもいいかもしれませんね。



