「ぼっち飯」という言葉をご存知でしょうか?
一人ぼっちでランチを行う人のことを言いますが、今はこのような傾向が見られる方がとても増えているようです。
職場や学校でランチの時間といえば楽しい時間のイメージですが、ぼっち飯という傾向に陥っている人はこのランチの時間が楽しいものではないようです。
確かに一人でご飯を食べなければならないと言うのは、辛いことかもしれません。
この状況から抜け出せなくなると、 ぼっち飯をしなければならないので仕事や学校に行きたくないと思ってしまい、登校拒否や出勤拒否という状況になってしまう様です。
ひとりぼっちランチに関してこんな疑問を抱いている方、居ませんか?
なぜひとりぼっちランチになってしまうのか…
ひとりぼっちランチの解決法は何かあるのか…。
ひとりぼっちランチの時の気持ちを根本的に無くすマインドセットがあるのなら知りたい!
もちろん、一人でご飯を食べるということ自体に対して、特に気にしないという方もおられます。
気にする人と気にしない人は一体どんな違いがあるのか、どんな考え方をすることが役立つのか、それを知っておくだけでもひとりぼっちランチを解消するために役立つかもしれません。
当ページではひとりぼっちランチを克服する10の方法について詳しくご紹介していきたいと思います。職場のお昼休みなどで、「ひとりぼっちランチ」で悩んでおられる方はぜひ参考にしてみてください。
ひとりぼっちランチの原因
そもそもはひとりぼっちランチとはどんな状態なことをいうのでしょうか。
ひとりぼっちランチとはお昼ご飯を食べる時に一緒にご飯を食べる相手がおらず、一人でご飯を食べなければならないということに恐怖観念を抱いてしまう精神状態のことです。
他人からの目を気にしてしまうという事が一つの原因かもしれませんが、一人でご飯を食べているところを他の人に見られると、友達がいないと思われてしまうと過剰に考えてしまうのです。
また今はネット世代ですから、 line などでいつでもどこでも誰とでも繋がれますし、人と繋がりのない人間は価値が薄いとか、疎外感を感じさせる傾向があるのかもしれません。
男性にも女性にもある傾向ですが、やはりひとりぼっちランチに恐怖を感じるのは女性の方が特に多いようです。
女性の方が人とのつながりに敏感ですし、人の目を気にしやすい傾向が強いかもしれません。
コミュニケーションの取り方があまり上手でなかったり、おしゃべりでない場合はたくさんの人とご飯を一緒に食べる事が逆に苦痛で、いつのまにか一人になってしまったという場合も少なくありません。
どんな会話をしたら良いかわからず、上手に会話を発展させる方法も知らないので、誰かをランチに誘うこともできないのです。
特にそのような状況は一人っ子を育ちの人や学生時代に部活をしなかった人など、ある程度昔の生活環境も関係しているかもしれません。
一人でご飯を食べる事が肩身が狭いと感じるということは、自分に自信がない証拠です。
考え方次第で変化するものですから、リラックスした状態でランチをすることができるように、自分自身の考え方と状況をよく分析してみて、ある程度努力してみることが必要でしょう。
ひとりぼっちランチを克服する10の方法
ひとりぼっちランチが怖いと言うのは、精神的なバランスが崩れているのが原因かもしれません。
考え方次第で変わるものなのに、それをうまく自分でコントロールできない理由です。
一見普通に見える人でも、対人恐怖症を抱えている人は今の時代かなり多いと言われています。
ひとりぼっちランチを怖がるのは対人恐怖症と言っても過言ではありません。
学生時代も一人でいる子供はいじめられっ子というイメージがあったと思いますが、それが根強く残っており、会社でも一人でいるとはみごにされていると言うイメージが抜けないかもしれません。
では、ここからはそんな方にひとりぼっちランチを克服する10の方法を詳しくご説明したいと思います。
いつも笑顔でいる
ひとりぼっちランチに限らず、友達を増やすためにはいつも笑顔でいることが 必要です。
ぶすっとしている人に近づきたいとは誰も思わないからです。
いつも笑顔でニコニコしている人には、声もかけやすいですし、友達になりたいと誰もが思うものです。
そのように他の人が声をかけやすい環境を自分で作っておくことが必要かもしれません。
時間を有効に使う
ひとりぼっちランチが辛いのであれば、その時間を有効活用することができます。
通常女性が集まって話すこととなると、人の噂話や どーでも良い話ばかりですから、それよりも勉強や自分のスキルアップに時間を使ってみてはどうでしょうか。
仕事を効率よく行うためにスケジュールを立てるとか何か言語を学んでみるとか、行うことは何でも良いので自分が夢中になれるものを一つ作ってみることをお勧めします。
そうすれば一人でいることも苦痛にならず、自分に自信を持つことができるでしょう。
自分に自信を持つ
何か今まで取り組んだことのない新しいことに挑戦してみて、自分に自信が持てる様に取り組んで見ることは助けになります。
一人でいるところを他の人に見られて、どう思われているかが不安と感じるのは自分に自信がないからです。
趣味や仕事関係などでも新しい人間関係を広げてみて、自分に自信が持てる様になると、他の人からの評判や目を気にしなくなるようになるでしょう。
挙動不審にならない
ひとりぼっちランチだからとおどおどしていたり、ずっと俯いていたりすると、暗い雰囲気を周りに醸し出してしまい、余計周りの人が近寄りづらい状態になってしまうかもしれません。
自分は1人でも大丈夫だ、一人の時間を楽しんでいるんだという余裕が見えれば、他の人も近づきやすくなるかもしれませんから、人目を避けるような行動はとらないようにしましょう。
自分の意思をはっきりさせる
ひとりぼっちランチで障害となるのはやはり人の目を気にするということです。
自分が一人でいることで、他人からどう思われているかを過剰に考えすぎると、ひとりぼっちランチが苦痛となってしまうのです。
ですから自分の考え方を変える必要があります。
人からの評価を気にするのではなく、自分自身がどうしたいのか、 一人で食べたいのかみんなと一緒に食べたいのか自分の意思をはっきりさせる癖をつけることが必要かもしれません。
一人でいることを楽しむ
ひとりぼっちランチを楽しむ方法はいくらでもあります。
一番の利点は、自分の食べたいものを食べれると言うことではないでしょうか。
会社のお昼休みなのでみんなでランチに行く場合には、同じお店になりがちであったり、意見の強い人に左右される傾向があり、本当はその日食べる気分ではないものを食べなければならない事になったりする場合もあります。
でも1人ならばその日自分が食べたいものを食べることができますし、自分のタイミングでお店に行き、好きなタイミングで帰ることができますからかなり自由にランチを楽しめます。
そのような一人でご飯を食べることも楽しみ方を色々と見つけてみましょう。
コミュニケーションの訓練をする
人付き合いが苦手でみんなと一緒にランチができないと言う場合は、簡単なコミュニケーションを練習する必要があるかもしれません。
コミュニケーションの基本は挨拶です。にっこり笑って挨拶するだけで、人との距離はずいぶん縮まるものです。
挨拶をするという初歩的なコミュニケーションを訓練する機会と捉えましょう。
一人でいる訓練の機会にする
一人でいる時間を楽しめる人は、自分に自信がある人です。
適度な自尊心があり、人に頼らなくても自分自身で自分の時間を楽しむことができます。
誰かがいないと不安と言うのは、人を頼りすぎているという傾向がありますから、一人でいることを楽しめる時間を積極的にとって、訓練してみましょう。
新しいお店を見つける
ランチ仲間が大勢いるとなかなか新しいお店にトライすることもできないかもしれませんが、一人で行動していると気になるお店を見つけたらすぐに入ることができます。
人に気を使わず、 食事することが出来ますし、人数が多ければ人気のお店にはなかなか入れないかもしれませんが、一人だと入りやすいという利点もあります。
良いお店を見つけたら、他の人をランチに誘う口実もできますから、コミュニケーションのきっかけともなるでしょう。
一人の時間を好きなことにあてる
ランチタイムを人とのおしゃべりに当てるよりも 、自分の好きなことをして過ごすという人も少なくありません。
漫画を読んだり、好きな音楽を聴いたり、睡眠時間に当てて気分をスッキリさせると言う人もいます。
ランチの時間を自分の好きなことに当てるならば、一人でいることが苦痛になることはありません。
むしろとても楽しみになり、人の目を気に、有意義に時間を過ごすことができるようになるでしょう。
ひとりぼっちランチと便所ランチはどう違うのか
ひとりぼっちランチと便所ランチの共通点は、一人でいるところを他の人に見られたくないと言う心理です。
ですがひとりぼっちランチは、友達がいないと思われたくないとか人の目が気になるのが前提なので、人の目を気にしたり他の人とのコミュニケーションが下手な人によく見られる傾向です。
大抵このような人は何かのきっかけで ランチ友達が出来、人の目を気にすることが無くなる様になると不安は解消されるようですが、便所ランチを好む方は少し心理状態が違う様です。
人の目を気にする心理はありますが、トイレのような隔離された空間を好むというのは、対人恐怖症の恐れがあると言えるでしょう。
誰ともコミュニケーションをとりたくないとか、一人でいる方が気が楽であるという状態は、極度の対人恐怖症を患っている可能性があります。
対人恐怖症がひどくなってしまうと、学校に行こうとしたり仕事に行こうとしたりすると、体調が悪くなってしまったり、実際に体にサインが現れると言う重症化してしまう恐れもあります。
ひとりぼっち克服のマインドセット
「マインドセット」という言葉を聞きになったことはありますか?
マインドセットとは今までの教育や経験、持っている先入観などから形成される思考様式をリセットさせることです。
今まで自分が培ってきた思い込みや価値観、信念などが含まれ、これを一度リセットし変えることで違う行動を促すと言った心理療法になります。
今までの経験や先入観がかなりの影響を与える思考は、訓練することで変化させることができます。
ひとりぼっちランチの場合、学生時代の経験や感じたことがかなり影響を受けている場合が多いでしょう。
一人でご飯を食べていた子がいじめられていたとか、一人でいる子が可哀想だと思っていた自分の感情が本当に正しいものなのか、その思い込みを もう一度見直してみる必要があるかもしれません。
物事を積極的に考えて、その行動のデメリットだけではなく、メリットにはどんなものがあるのか考えるように自分の思考を導いていくと、ひとりぼっちランチが苦痛ではなくなるかもしれません。
まとめ
いかがでしたか。
ひとりぼっちランチで悩んでおられる方は参考になる情報だったでしょうか。
実際にその状況に置かれていると、状況を改善するためにはかなりの努力が必要かもしれませんが、ひとりぼっちランチの恐怖は改善できるものです。
ここまでで、このようなひとりぼっちランチを克服する10の方法をご紹介してきました。
- いつも笑顔でいる
- 時間を有効に使う
- 自分に自信を持つ
- 挙動不審にならない
- 自分の意思をはっきりさせる
- 一人でいることを楽しむ
- コミュニケーションの練習をする
- 一人でいる訓練の機会にする
- 新しいお店を見つける
- 一人の時間を好きなことにあてる
ランチの時間を苦痛に感じると言うのは本人にしか分からない苦痛かもしれません。
その苦痛がどんどん大きくなり、会社や学校に行けなくなってしまったり、他の病気を引き起こしてしまっては元も子もありません。
どうなってしまう前に、マインドセットなどの方法で自分の感情をコントロールして、一人の時間も楽しめるようにしましょう。
もし、いろんな方法で努力してみてそれでも駄目な場合は、 決して恥ずかしいことではありませんので、迷うことなくメンタルクリニックやNPO法人などの非営利機関を利用して相談してみましょう。