
膝はスポーツに限らず、日常生活でも使う重要なパーツです。膝には全体重がかかります。
なかでも、走る、ジャンプするなどの動きには、体重の3倍もの負荷がかかるのです。
そのため、整体的に、痛めやすい部位の一つです。
膝の痛みについて、以下のような疑問はありませんか。
膝の痛みの原因って?
膝の痛みの治し方は何ですか?
膝の痛みの種類にはどのようなものがあるの?
膝の痛みの予防法は?
膝の痛みは年齢に関係なく、若くても膝の痛み苦しめられる事例も沢山あります。
もちろん、加齢にともない関節変形する患者さんも多くいます。
やっかいなことに、膝には痛みが一度出ると、運動などの動きをしたくなくなってしまいます。
だからといって、運動をさぼればますます筋力が落ちて行って、膝への負担が増してきますから、なるべく早く痛みをとる努力が大切です。
そんな膝痛は、日常生活に取り入れられる簡単にできるエクササイズや、生活習慣の少しの変化で、痛みを軽くして、根本的に膝痛を軽くすることができます。
当ページでは、膝が痛いのを治す10の方法として紹介しています。
膝痛が全然治らないとお嘆きの方は、ぜひ、参考にしてください。
膝の痛みが起こる原因
膝痛は、その原因や症状から分類すると、「急性の痛み」と「慢性の痛み」の2つに大別することができます。
急性の痛みは、運動や怪我をしてしまったために、短期間のうちに膝に負担が蓄積されることで生じる痛みのことです。
関節周辺の筋肉にダメージが加わり傷んだことが原因です。そのあと、膝が腫れ、炎症が起こることが多いです。
急に痛みが出て、その原因が分からない、または特に日常生活に支障もない場合には、2~3日の間は、市販薬の湿布を貼るなどして、しばらく様子見するとよいでしょう。
ただ、腫れがやまない、歩きにくいといった場合は、整形外科などの医療機関をすぐに受診することです。
慢性の痛みは、長年膝への負担がたまることで、または加齢が原因となり、起きる痛みです。
関節の骨や軟骨が削られてしまった結果、痛みがでてくるのです。
なかでも、中高年がかかりやすいのが、「変形性膝関節症」と呼ばれる病気で、根本治療は不可能です。
末期には、人工骨を入れることになります。
慢性的な痛みの対処法としては、膝まわりの筋肉を強化し、膝にかかる負担を減じて、膝関節が動きやすくするなどの工夫が必要です。
膝の可動範囲を拡大する運動が効果的です。
膝が痛いのを治す10の方法
膝痛が「急性の痛み」なのか「慢性の痛み」であるかによって、治療方法も変わってきます。
自分のひざの痛みがどちらであるかを判断して治療に臨みましょう。
それでは、膝が痛いのを治す10の方法を具体的に紹介していきます。
筋力トレーニング
筋力トレーニングを重ねると、体重を支える膝筋肉を太くし、膝にかかる負担を減らします。
筋力が多少付くことで、新陳代謝もよくなって、慢性膝痛も長期的によくなります。
サプリメント
膝痛の治療には、グルコサミン&コンドロイチンが配合されたサプリメントがうってつけです。
グルコサミンとコンドロイチンのいずれもが5:4の比率で配合されたものがよいでしょう。
サプリメントの効果は、個人差によるばらつきも大きいので、2~3か月使ってみて、効果が出ないようならば、ほかの方法を模索してみましょう。
全身運動をする
自転車、水泳、散歩・ウォーキング、といった全身運動は、筋肉、軟骨を強くします。
心肺機能も上がるため、若い体をキープできます。
膝が痛い場合は、水中ウォーキングなど膝にやさしい全身運動をしてみましょう。
理想体重を保つ
膝は全体重を支える箇所ですから、肥満になっているなら、理想体重に近づけるだけで膝にかかる負担を和らげることが可能です。
注射治療法
急性痛が出て、どうしても我慢できない時間帯が続く場合は、痛み止めとして注射をしてもらいましょう。
慢性痛には、ヒアルロン酸注射がもっとも有効とされています。
ヒアルロン酸の注射は、軟骨を増やしたり、治したりすることを目的にしていません。
あくまで、潤滑剤代わりに、軟骨へ栄養を補給したり、痛みを和らげたりすることを目指すものです。
サポーター
膝にかかる負担を減じるにはサポーターを使いましょう。
慢性痛の場合、膝を保温してくれるヒートファイバーなどの素材を用いた、特殊なサポーターを着るとよいでしょう。
また患部が熱とか腫れを起こしている急性の痛みがある場合には、冷湿布やサポーターなどを一緒に使えば、より効果的です。
薬物治療法
急性痛の場合には、内服薬として処方される非ステロイド系「消炎鎮痛剤」がおススメです。
効果は外用薬と同様に、炎症を鎮めて、緩和するものですが、外用薬よりも効果はあります。
ストレッチ
靭帯や筋肉を伸ばすストレッチをすると、膝まわりの筋肉や関節が柔らかくなり、膝の可動範囲を広げます。
膝をあまり伸ばしたり、曲げたりできない人もすることができて、血行が改善されて、痛みもましになります
膝の痛みを緩和するストレッチに関しては以下の動画も参考にしてみて下さい。
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栄養のバランスを整える
特に慢性痛の場合、筋力低下が原因であることが多いため、筋肉を作る材料であるタンパク質をたくさん摂ってみましょう。
歳をとるほど、人間はあまり肉を食べなくなりますが、肉はタンパク源としては優秀ですからどんどん摂りましょう。
野菜も忘れずに、バランスよい食生活を心がけましょう。
湿布
痛みが治らないなら、湿布もまた効果的です。
湿布は冷湿布、温湿布の2種類がありますが、炎症が出ていて全然治らないと言う場合は冷湿布、慢性痛には、血行促進作用のある温湿布を試すのが良いでしょう。
膝痛の症状に潜む怖い病
膝痛が治らない場合、もしかしたら他の病気が潜んでいるかもしれません。
場合によっては、早い段階で対処する必要性のある深刻な病気もあります。
深刻なものほど、早期に病院にかかることで完治が容易になります。
そのため、これから紹介する膝痛の症状に潜む怖い病に心あたりがある方は、早めに病院へ受診することをおすすめします。
加齢や骨の劣化が原因
変形性膝関節症(へんけいせいしつひざかんせつしょう)
膝関節の骨や、軟骨がへってしまい、弱くなり、変形する疾患です。中高年の膝痛の原因のほとんどを占めます。
<主な症状>
膝始動時の痛み(座る、立つ、歩くなど)
膝の動きの制限(かたまって動きが悪い、曲げ伸ばし範囲がせまくなってできない等)
膝がギシギシきしむ、膝に水がたまる
膝蓋大腿関節症(しつがいだいたいかんせつしょう)
太ももの骨、ひざの皿の間で、関節(膝蓋大腿関節)に炎症が起きる症状です。
<主な症状 >
ひざの皿(膝蓋骨)の上らへんあたりで痛みがでる
ひざの皿がなんかズレてしまっている感じがする
ひざの腫れや、かたまった感じがする
膝蓋骨不安定症(しつがいこつふあんていしょう)
ひざにショックが加わり、ひざの皿が脱臼しやすくなる症状です。ひざ関節の可動が不安定になり、痛みもある程度出ます。
<主な症状>
ひざが不安定で、あるいは違和感がある
ひざの皿(膝蓋骨)が外れたりして、腫れや痛みがある
スポーツやケガなどが原因
半月板損傷(はんげつばんそんしょう)
膝関節の中で中心にある、クッションとしての役割を果たす軟骨組織「半月板」に、疲労が蓄積すると、欠けたり、断裂することがあります。
<主な症状>
膝の曲げ伸ばしが苦痛だ
膝に力が入りにくい
膝が引っかかる痛みを感じる
膝関節部が腫れてしまい、膨らんでしまった
靭帯損傷(じんたいそんしょう)
靭帯の一部がダメージを受けて、裂け、破れてしまいます。
<主な症状 >
膝がぐらぐらする・不安定だ
歩くと、突然膝がガクッと落ちる
腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)
膝・大腿骨の外側にある靭帯「腸脛靭帯」に突然炎症が起こります。
<主な症状>
走るときや走り終わりに、患部を指で押すと、膝の外が痛む
膝蓋腱炎(しつがいけんえん)
ジャンパー膝・ジャンパーズニーなどと呼ばれ、膝の皿とすねの骨をつなぐ膝蓋腱がダメージを受け、炎症を起こしたことで起こります。
重症例では、腱が完全に切断される「膝蓋腱断裂」になることも。
<主な症状 >
膝蓋骨(ひざの皿)の下部に、痛みなどがでる
まとめ
いかがでしたでしょうか。
膝痛がでると、生活の質が下がってしまい、出不精になったり、性格が暗くなったりしがちです。
症状が悪化するにつれ、トレーニングなどの打開策も打ちづらくなるため、早期予防が肝心です。
当ページでは、以下の膝痛を治す方法を紹介してきました。
・注射治療法
・筋力トレーニング
・サプリメント
・全身運動をする
・理想体重を保つ
・サポーター
・薬物治療法
・ストレッチ
・栄養のバランスを整える
湿布膝に対するケアを欠かさずに行えば、年齢を重ねてからも、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)にかかることなく、寝たきりになることも少ないでしょう。
豊かな老後のためにも、膝痛予防を積極的に行いましょう。



