今の時期、ちょうどインフルエンザや胃腸炎など体の免疫が落ちているのか、何かと身体の不調を訴える人が多くなっていきます。
そうならないためにも、風邪をひきにくい体を日頃から作っていくことが大切だと思います。
まず、風邪をひきにくい丈夫な体をつくるためには、日頃の食生活が大変重要になります。
特に季節の変わり目などには、以下のような症状に悩まされる方も居るのではないでしょうか。
なんとなく体調がすぐれない…。
身体が重い感じがして、夜の寝つき、朝の寝起きが悪い。
倦怠感が抜けない…。
特に、風邪予防には、かかすことができない食材やビタミンなどがありますので、普段の生活において風邪予防をすることが大切なのです。
そこで、当ページでは、風邪をひきにくい丈夫な体をつくる風邪の予防方法10選をご紹介しています。健康な体作りのために是非、参考にしてください。
風邪になりやすい状態と原因
さて、冬に風邪をひきやすいのはなぜなのでしょう。
その理由は、冬場は屋外と屋内の寒暖の差が激しくて、空気が乾燥しやすいからなのです。
喉や鼻の粘膜も乾燥しやすくなってしまい、そのためウイルスが活性化し、「低温乾燥」 と呼ばれる状態になるのです。
人間の体のウイルスや細菌に対して、それを治そうとする力や抵抗する力(免疫力)が弱まっていきます。
そのため、免疫力の低下が原因となり、風邪にかかりやすくなるのです。
また、職場や学校などで締め切った場所に多く人が集まりやすくなり、風邪にかかった人から周囲の多くの人ににうつりやすい環境になっていきます。
根本的な風邪予防に関してや、丈夫な体作りのために、以下の記事も参考になりますので、是非、読んでおいて下さい。
風邪の予防方法10選
風邪の原因の多くは、ウイルスによるものなのです。
鼻やのどからウイルスが体内に入りこみ、このときに疲労やストレスや不摂生などによって免疫力低下することで、体外にウイルスを排出することができず「風邪」の症状が起こしやすくなります。
また、乾燥も鼻やのどの免疫力を弱めるだけでなく、ウイルスを増やす要因になります。
体調管理や、環境コントロールはもちろんのことですが、外出時のマスクやこまめな手洗いやうがいなどで、風邪の原因となるウイルスを退治しましょう。
それでは、具体的に丈夫な体づくりのために欠かせない風邪の予防方法10選を紹介していきます。
マスク、手洗い、うがい
風邪をひいている人が、ウイルスのついた手で触れたものをほかの人が触れたり、その手で鼻や口に触れると感染する場合が多いです。
そこで、石けんを使った手洗いやマスクによる防御が効果的です。
また、うがいはウイルスを落とす効果はないのですが、ホコリや細菌を洗い流し、のどの粘膜にウイルスが付くのを防いでくれます。
バランスのとれた食事を摂取
栄養バランスのいい食事は、免疫力の低下を防いでくれます。
鼻やのどの粘膜を強くするといわれているビタミンAや、アミノ酸が豊富な動物性タンパク質も風邪予防には不可欠です。
新陳代謝を活発化させる働きがあるビタミン類の中でも、特にビタミンCは免疫の働きに欠かせません。
インスタント食品やファストフード、加工食品などの偏った食事はタブーです。高タンパクで低脂肪のメニューを1日3食、規則正しく摂取しましょう。
毎日の食事に上手に取入れる工夫も大切ですが、忙しい方や一人暮らしの方にはサプリメントもオススメです。
温度と湿度のコントロールを心がける
空気が乾燥してくるとウイルスが活性化していき、鼻やのどの粘膜も同時に乾燥することにより、防ぐ機能が低下していきます。
そのため、ウイルスに感染しやすくなります。
普通、湿度が50%を超えれば、ウイルスの生存率が下がるといわれていますので、それよりも少し高い60~80%を保ちましょう。
冬はエアコンなどを特に使うので乾燥しやすいので、加湿器などを利用して湿度を上げてください。洗濯物や濡れたタオルを室内に干すことも効果があります。適度な換気を心がけましょう。
十分な睡眠と適度な運動
睡眠不足こそ、疲れやストレスを起こし、ウイルスへの抵抗力を落とす要因になります。
そのため風邪などの疾病を起こしやすくなります。
次の日に確実に疲れを残さないためには、睡眠時間を、1日6~7時間とることが大切です。
また、ウォーキングや水泳、筋肉トレーニングやヨガなどを適度な運動を行い、風邪に負けない体力と免疫力を体にうえつけましょう。
過度な厚着はNG
厚着の習慣は、体温調節の能力を低下させて抵抗力を弱めていきます。
無理のない程度に、薄着にし気温の変化に皮膚や粘膜が対応できるよう鍛えておくことも大切です。
温度差が大きい屋外と室内の気温に合わせ、こまめに衣服の脱着をることが重要です。
風邪が流行る時期の人混みは避ける
人が多く集まる場所では、中には風邪をひいている方もいます。その状態では、風邪のウイルスに接触する機会も増えることは当然です。
従って、できるだけ感染の機会を減らすためにも、人混みを避けて、そのような場所から自宅へ帰ってきたら、手洗いや、うがいなどをするこまめな行動が、風邪の予防に効果的なのです。
季節にあった肌着や着衣
体毛が少ない人間は、汗をかいて体温を調節します。
汗をかいた肌は、体温を奪ってしまい風邪をひく要因になります。
しかも、間違った認識が風邪は、汗をかいたから治るのではなくて、風邪が終わりに近づくと汗をかいて体温を戻していき、治る前兆のサインが汗なのす。
そう考えれば、季節にあった肌着や着衣に注意し汗腺の調節を行いましょう。
こまめに飲み物を飲む
人間の体の約60%は水分で出来ていると言われています。
水分は、栄養素を全身に運び、老廃物を回収や排出機能を持っており、体温を調節していく非常に大切な働きをしています。
水分は食事からもとれますし、体の中で作られるものもあります。
それらを差し引けば、通常約1.5リットルの水を飲めば、失われた水分を取り戻して、体内のバランスを保持できます。
水分は、不足しすぎても大量にとりすぎても体の負担につながります。
失った量と補給する量のバランスこそがなの重要です。
ただし、注意する点があります。それは、個人の活動量や尿量などによっては差があるということです。
病態によって水分制限のある場合は主治医の指示に従いましょう。
免疫力を高めるHSP(ヒートショックプロテイン)入浴法
HSP(ヒートショックプロテイン)入浴法とは、42℃のお湯に、約10分間(または 40 ℃の湯なら20分間)つかって、体温を平温より 1.5 ℃高めていきます。
週に1回~2回 HSP入浴をするだけで、風邪予防の効果があると言われてます。
入浴後は、暖かな衣類で体をしっかり防寒して、湯ざめしないようにしましょう。
予防接種を受ける
風邪を含む感染症は、ワクチンが流行の菌種と異なっても、感染のリスクをさげ、感染した際の症状を軽くします。
また、もしインフルエンザを発症した場合も治療を受けることで症状が軽くすみます。
ただし、ワクチンでは副作用をまれにおこすこともありますので、専門医の問診をきちんと受診することをオススメします。
風邪の流行る時期に重宝されるミカン
みかんといえば、毎年、風邪の流行る冬時期が豊作のため、市場でも最も多く販売される時期になります。
この時期にみかんが多く販売されるのは、理にかなっているといえるのです。
その理由を以下に解説していきたいと思います。
みかんに豊富に含まれているビタミンCには、発がん物質ががん遺伝子を目覚めさせる作用(酸化作用)を抑制します。
最近よく聞く活性酸素の悪害から体を守るともいわれています。
また、ビタミンCは水に溶けやすい性質があるので、野菜やいちごなどの場合、洗ったり調理したりする過程で失われてしまうことも多いです。
しかし、みかんはそのまま食べることができますので、ビタミンCを摂取できます。
ビタミンCの補強源として、冬の時期は1日1個程度を目安にみかんを食べる事で風邪予防だけでなく、生活習慣病の予防にも効果的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
皆さんは、丈夫な体をつくる!風邪の予防方法10選を日頃から心がけていますか?
もし、今まで実践したことがないならば、今日からでもできることだけでもチャレンジしてみるのもいいかと思います。
以下に今回紹介しました、風邪の予防方法10選の特徴の要点をまとめておきます。
- マスク、手洗い、うがいをこまめにすること。
- バランスのとれた食事を摂取すること。
- 温度と湿度のコントロールを心がけること。
- 十分な睡眠と適度な運動を行うこと。
- 過度な厚着をやめること。
- 人混みを避けること。
- 季節にあった肌着や着衣を心がけること。
- こまめに飲み物を飲むこと。
- 免疫力を高める入浴法を会得すること。
- 予防接種を受けること。
最後に興味深い話しがあるのですが、忙しいときほど風邪をひきにくく、暇な時や、仕事が終わって、気持ちがほっとしたときほど風邪をひきやすいと感じた人も多いかと思います。
これは、集中力が関係している可能性も否定できません。
忙しい時は、精神的にも身体的にも集中力が高まっている状態なのです。まさに、自律神経が高まっている状態でもあります。
「風邪をひかない=気持ちを強く持つ」病は気からとは昔の人はよく言ったものです。現代でも健在ですので、当ページで紹介した方法と併せてぜひ、今日から取り入れてみて下さい。