15歳以上の日本人のうち、3人に1人は「頭痛持ち」である現状をご存知でしたか。
そして、その中でも、「緊張型頭痛」という種類の頭痛があるのをご存知ですか?
最も一般的な頭痛のタイプで、人口の5%は慢性的な緊張型頭痛を持っています。
頭痛のタイプの約90%を占めているともいわれています。
あなたは、以下のような疑問を悩みに心当たりありませんか?
緊張型頭痛の原因を知りたい…。
緊張型頭痛にならないための予防するには何を心掛ければ良いのか?
緊張型頭痛を治す方法があるのなら知りたい。
緊張型頭痛の痛みは、首・眼・後頭部・体のその他の筋肉に広がっています。
緊張型頭痛への対処法を知っておくことは、仕事や生活の面において支障が起こることも考えた際にも役に立ちます。
そんな緊張型頭痛はちょっとした日常生活の工夫や、生活習慣の改善1つで、今まで悩まされたのが嘘のように治すことができるのです。
当ページでは、緊張型頭痛の治し方10選をご紹介していきます。
慢性的な緊張型頭痛に悩まされている方々に向けて、根本的な改善法もお伝えいたします。
当ページを参考にして頂ければ長年悩まされた緊張型頭痛から縁を切ることができますので、是非、参考にしてみて下さい。
緊張型頭痛の原因
緊張型頭痛の原因は身体的なストレスと精神的なストレスの2つがあります。
長時間の無理な姿勢の維持、パソコンの使用などにより、頭から肩にかけての筋肉が緊張することによって血流が悪くなります。
それにより乳酸などの疲労物質が筋肉に溜まっていき、これが神経を刺激してしまって痛みを引き起こします。
これが身体的なストレスによる痛みです。
精神的ストレスによる痛みは、精神的に緊張した状態が長く続くことによって、脳の痛みを調整する部分が機能不全を起こすことによって起こります。
そのため、身体的ストレス・精神的ストレスがない状態にすることが大事です。
現代社会では、常に時間に追われていたり、規則正しい睡眠時間の確保ができなかったりと、緊張型頭痛の原因のきっかけになるであろう状態を打破するという事は、仕事を辞めない限り、なかなか難しい面もあります。
しかし、緊張型頭痛の引き金となっている原因をできるだけ、明確に知っておく事で対処が可能になってきます。
緊張型頭痛の治し方10選
緊張型頭痛は、身体的・精神的なストレスによって起こるのですから、ストレスがかかってしまうと悪化します。
対処法を間違えてしまうと、逆に悪化することにつながるので要注意です。
それでは、緊張型頭痛の治し方10選を具体的にご紹介していきます。
温める
シャワーを首や肩にあてたり、ホットタオルを肩や目にあてたりして、筋肉の緊張をとりましょう。
また、「心地良い…」と感じることで精神的ストレスも緩和されます。
就寝時の枕を変える
首や肩の凝りは、枕が合わないことによっても起こります。
自分では合っていると思っていても、実は合っていなかったということもあります。
一度、枕屋さんで見てもらいましょう。
過労を避ける
過労によって、身体的ストレスだけでなく精神的なストレスも溜まってしまいます。
筋肉が常に緊張状態になってしまうので、緊張型頭痛が起こってしまいます。
鎮痛薬を使う
緊張型頭痛が起こる「反復性緊張型頭痛」は、バファリンなどの鎮痛薬によって肩や首の筋肉の痛みを感じるような場合に痛みを和らげる効果があります。
しかし、慢性的な緊張型頭痛では逆効果になってしまうので要注意です。
運動をする
緊張型頭痛は肩凝りや眼精疲労が原因になっていることもあります。
軽い運動をすることによって、肩凝りの原因となる僧帽筋をほぐすことになります。
ただし、頭痛が起こっている最中の運動は止めましょう。
ツボを刺激する
頭のてっぺんに「百会(しゃくえ)」というツボがあります。そこを刺激すると頭痛が和らぐと言われています。
つむじの手前にあるツボで、どんなタイプの頭痛にも効果があるようです。
筋弛緩薬を使う
著しく首や肩の筋肉がこっている場合は、筋弛緩薬(筋肉の収縮を弱める)を用いるとよいでしょう。
しかし、毎日のように飲むと薬物乱用頭痛につながります。
抗うつ薬・抗不安薬を使う
精神的なストレスが原因となっている場合は、鎮痛剤を使っても意味はありません。
精神的なゆとりを保つために、抗うつ薬・抗不安薬を使いましょう。
きちんと病院で処方してもらい、お医者さんの決めた規定の量を飲むようにしましょう。
ウォーキングをする
ウォーキングは運動につながるだけでなく、景色を見たり、空気を吸ったりすることによって精神的なストレスを緩和する作用もあります。
頭痛解消体操をする
1回2分程度、首や肩の筋肉をほぐすように伸ばします。ポイントは頭を動かさないことです。
頸椎(けいつい)を軸として、頭と首を支えるインナーマッスルを左右交互に回し、ストレッチします。
緊張型頭痛との付き合い方
緊張型頭痛を一旦発症してしまうと、いつ、どんな場所で起こってしまうのかが気になります。
あまりにもひどい痛みの際は、脳神経外科などの医療機関を受診して、他の原因や病気がないかを調べてもらいましょう。
緊張型頭痛で、必要があれば原因に応じた薬が処方されるでしょう。
薬を携帯することによって、外出先での突発的な頭痛に対応できます。
しかし、こうした薬は対処法であって、根本的な治療にはなりません。
ストレスを感じてしまう今の環境を振り返って、何が原因なのかを突き止め、対処するようにしましょう。
例えば、仕事が過労続きで休む暇も無い日々を送っていた事が緊張型頭痛の引き金だった場合は、仕事を休み、仕事の事を忘れて温泉に行くなどして、身体的なストレス、精神的なストレスを取り除くことが大事です。
また、日頃から適度な運動を心がけ、同じ姿勢を続けないようにしたり、こまめに休憩をとって気分転換をはかるように心がけましょう。
背すじを伸ばすストレッチなどをして、筋肉をほぐすように努めましょう。
パソコン作業などで、同じ姿勢が続いてしまった際に、かたまった筋肉をほぐせるストレッチ方法に関しては以下の動画を参考にしてみて下さい。
[iframe id=”https://www.youtube.com/embed/VygPzZGccAE” align=”center” mode=”normal” autoplay=”no” maxwidth=”640″]
まとめ
いかがでしたか。
「緊張型頭痛を治す事はでない」と諦めてしまっていた方も、居たかもしれませんが、ここまで当ページで紹介させて頂いた通り、普段の生活を少し変えてみることで軽減したり、予防したすることができます。
また、あなた自身の緊張型頭痛の原因を知るという事も重要になってきます。
当ページでは以下の緊張型頭痛の治し方を紹介してきました。
・温める
・就寝時の枕を変える
・過労を避ける
・鎮痛薬を使う
・運動をする
・ツボを刺激する
・筋弛緩薬を使う
・抗うつ薬・抗不安薬を使う
・ウォーキングをする
・頭痛解消体操をする
緊張型頭痛はお医者さんが処方してくれる薬で楽にはなります。
しかし、先ほども言ったように、根本的な治療にはなりません。
あまり薬に頼ってしまうと、体が慣れてしまったり、薬に対しての耐性ができてしまうこともあるので、出来る限り日常生活の中で予防、改善するように心がけましょう。
当ページを読まれた方は以下の記事も読まれています。こちらも是非、参考にしてみて下さい。