
「経皮毒」という言葉をご存知でしょうか?
皮膚を通して体に有害な物質を取り入れてしまうことを経皮毒と言います。
その経皮毒がなんと、私たちが毎日お風呂で使っているシャンプーに含まれている可能性があると言うのです。
皮膚から吸収したものは肝臓などの消化器官を通ることがないため、消化・分解されることなく、皮下脂肪としてそのまま蓄積されるだけでなく、血液によって子宮や脳にまで蓄積されてしまいます。
そのため妊婦にとっては、大切な赤ちゃんに影響する可能性もあるのでより、妊娠する前の段階でも経皮毒にはより一層の注意が必要です。
経皮毒を防ぐことはできないのか?
どういうシャンプーを使えばいいのか?
このような疑問が出てくる方も居るかと思います。
そこで、当ページでは、この経皮毒を防ぐ方法や、どのようなシャンプーを使えばいいのかなどを、7つの対策方法に分けて、具体的に紹介していきます。
経皮毒とは
私たちが何かを体内に取り入れる時、「経口吸収」つまり、口から食べ物や飲み物を取り入れる他に、呼吸を通して取り入れる「経気道吸収」と、皮膚を通して取り入れる「経皮吸収」があります。
そのうちの、「経口吸収」と「経気道吸収」は肝臓などの消化器官を通って吸収されるため、肝臓などで分解され排出されます。
しかし経皮吸収だけは、消化器官を通ることがないので経皮吸収された化学物質は、10日経ってもたった10%ほどしか体外に排出されることがありません。
皮膚を構成する表皮、真皮、皮下組織の3つの層のうち、表皮は角質層で出来ています。
この角質層は自然界に存在しているものを通さないというすごい役割をしています。
しかし、現在よく目にすることがある「界面活性剤」などに含まれる化学物質はとても小さい分子で作られているため、簡単に表皮を通り抜け、皮下脂肪だけでなく、脳や子宮、前立腺などに蓄積されやすくなります。
経皮毒で特に注意が必要な成分としては、シャンプーや台所洗剤などに含まれる界面活性剤や、ラウリル硫酸系、スルホン酸Na、ポリソルベート、ラウレス硫酸系、パレスなどの成分です。
今一度、自分が使っているシャンプーや台所洗剤など身近にあるものを確認してみましょう。
経皮毒の赤ちゃんへの影響
経皮毒は消化器官を通らないため、消化・分解されることなく、皮下脂肪としてそのまま蓄積されます。
男性は前立腺へ、女性であれば、子宮へ蓄積されやすいことも分かっています。
経皮毒は妊娠中、お母さんのお腹の中で羊水に包まれています。そのため、羊水がシャンプーの臭いがするという事例もあるのです。
羊水には、特に影響を及ぼし、アレルギーやアトピー性皮膚炎などの肌トラブルなどの影響を赤ちゃんに及ぼす危険があります。
また、お母さんの免疫力を低下させ、体調を崩し風邪などひきやすくなってしまうなどの影響があります。
妊娠中は、化学物質が含まれるシャンプーや化粧品などは避け、出来るだけオーガニック製品を選んで使うなどの対策を取り、赤ちゃんと自分を経皮毒から守り、元気な赤ちゃんを産んでください。
妊娠中のお母さんはもちろんですが、妊娠前の段階でも、将来妊娠をお考えの女性は、経皮毒には十分注意が必要なのです。
経皮毒を予防する7つの対策方法
人間の肌はその場所によって皮膚の角質層の厚さが異なります。
その中でも、手のひらや足の裏などの角質層は0.4~0.6ミリほどあるのに比べると、頭皮の角質層は0.1ミリ程度ととても薄く、さらに、腕に比べて頭皮の経皮吸収率は3.5倍と高く、頭皮から吸収された化学物質は、脳に蓄積されてしまいます。
ここからは、経皮毒を予防する7つの対策方法を詳しく紹介していきます。
しっかりとすすぐ
どんなに体に影響のないシャンプーやリンスを選んで使っていても、シャンプー剤などのすすぎが甘く、頭皮にすすぎ残しがあるのはよくありません。
目安としては5分以上、時間をかけてシャワーですすぐようにしましょう。
高級アルコールシャンプーは使わない
高級アルコールシャンプーとは「高級」とついていますがどこのドラッグストアなどでも売られているごく普通のシャンプーです。
値段が安いのが特徴で、多くの人が普通に愛用していることでしょう。
このシャンプーは、大量の化学物質が含まれているため、洗浄力もよく、洗い心地もよいのです。
しかし、アレルギー性皮膚炎などの肌トラブルを起こしやすく、肌の弱い人やアレルギーが心配な人、妊娠中の人はこのシャンプーは避けたほうがよいでしょう。
防腐剤の入っていないシャンプーを選ぶ
防腐剤などの添加物は、肌トラブルの原因となります。
シャンプーなどは防腐剤の含まれるものも非常に多く売られています。
この防腐剤などに含まれる添加物が原因で、頭皮が痒くなったり、フケが酷くなるなどの影響も出て来ます。
さらに、この防腐剤が頭皮から体内に吸収されてしまう可能性もあります。
界面活性剤の入っていないシャンプーを選ぶ
界面活性剤は非常に小さい分子で出来ているため、泡立ちもよく、汚れをしっかり落としてくれるので、洗い上がりはとてもさっぱりし気持ちのいい洗い上がりが特徴です。
しかし、界面活性剤は分子が非常に小さいため簡単に頭皮に吸収されてしまいます。使い続けることによって、薄毛の原因にもなると言われています。
アミノ酸系のシャンプーを選ぶ
髪の毛を構成する成分である「アミノ酸」は、人間の体に最も近い成分ですので、アレルギー反応などの肌トラブルが起こる危険性も少なく、化学物質がとても少ないため、経皮毒の心配がほとんどありません。
妊婦さん以外でも、敏感肌など皮膚トラブルを抱えた人や薄毛や抜け毛に悩む人には、ぜひおすすめしたいシャンプーです。
スキャルプシャンプーを選ぶ
「人の頭皮」という意味のスキャルプシャンプーは、頭皮を健康な状態に保つようにと皮脂のバランスを考えて作られた「人の頭皮」を考えたシャンプーです。
他のシャンプーに比べると、皮脂を落とすための化学物質が非常に少ないため、洗浄力も優しく、肌にもやさしシャンプーです。
手作り石鹸を作る
市販のものはどうしても添加物が入ってしまうものです。それが嫌だと思うなら、自分で作ってしまえばいいのです。
作り方はものすごく簡単ですし、お金も大してかかりません。
まず、用意するものは無添加の純石けん、お湯400ml、はちみつ、おろし金です。
おろし金で純石けんをすりおろし、あらかじめ用意していたお湯400mlと混ぜ合わせ、とろーっととろみが出てきたら、大さじ1のはちみつを加え混ぜて型に流し入れます。
冷えて固まったら型から出し、1週間ほど日陰で乾かしたら完成です。
まとめ
いかがでしたか。
自分がいつも使っているシャンプーがまさかこのような危険をはらんでいるとは思いもしなかった人が多いのではないでしょうか?
経皮毒という言葉も初めて知ったという人もいらっしゃるのではないでしょうか。
毒が体内に蓄積されるというのは考えたらゾッとしますし、無知は怖いと改めて思いますね。
では、7つの対策方法を簡単におさらいしておきましょう。
・しっかりとすすぐ
・高級アルコールシャンプーは使わない
・防腐剤の入っていないシャンプーを選ぶ
・界面活性剤の入っていないシャンプーを選ぶ
・アミノ酸系のシャンプーを選ぶ
・スキャルプシャンプーを選ぶ
・手作り石鹸を作る
経皮毒はシャンプー以外にも、いろいろな日用品に含まれていて、それを絶対に使わないということは容易ではありません。
そのため、当ページで解説して参りました予防、対策法を取り入れながら、経皮毒を理解し、経皮毒と共存することも大事な事と思います。



