仕事の繁忙期で疲労がたまっているときや、頬の粘膜を噛んでできる「口内炎」。
塩分の濃いものや熱い食べ物がしみたり、気分が憂うつになりがちです。
そんな口内炎に関して、以下のような悩みに心あたりはありませんか?
口内炎ってどんな原因で起こるの?
口内炎の予防方法って?
口内炎の治療方法ってあるの?
口内炎が頻繁にできてしまう、同時多発的にできてしまう人は、常に痛みを感じていて、気分も良くはありませんよね。
そんな口内炎、実は日々の生活習慣を見直して、ある程度治し方を把握すれば、いつの間にかできなくなります。
そこで当ページでは、きちんとした口内炎の治し方を知っていただき、口内炎をできにくくする10の方法をご紹介しています。
近頃、口内炎ができやすいと悩まれている人はぜひ、参考にしてください。
口内炎の原因とは
口内炎は、口内やその周辺の粘膜にできる炎症の呼び名です。
原因も徐々にわかりつつあり、多いのが原因不明の「アフタ性口内炎」です。
口内は、食事、呼吸、会話など、外気と直に触れる部分です。すると、空気中にだだよう細菌がはいりやすくなります。
疲労、ストレス、睡眠不足などで、免疫力低下することで、口内炎ができやすい体になるとされています。
口内炎を一度発症すると、原因となっている生活習慣を逐次チェックし、休息と十分な栄養を摂ることで、長期化を防ぎ、再発しなくすることが可能です。
その他、性感染症による口内炎ヘルペスウィルスやカビの一種カンジタ菌など、原因が明らかなものも確認されています。
口内炎を治す10の方法
口内炎の原因は、口内の細菌が口腔粘膜に侵入、炎症をひき起こすためです。
防ぐには、なるべく口内をキレイに保つことが効果的です。
それでは、口内炎の治療に効果的な口内炎の治し方で効率的且つ有効な10の方法を具体的に紹介していきます。
物理的な刺激を除去
矯正器具・入れ歯があたって、同じところに口内炎ができてしまうなら、一度歯医者さんにかかり、位置を調整してもらいましょう。
バランスよい食事
野菜不足に代表される食生活は、粘膜を保護するビタミンが足りなくなります。
緑黄色野菜中心の食生活をすることです。
睡眠をきっちりとる
口内炎は免疫力低下により発生します。
多くは、睡眠不足が主な原因です。睡眠を適度にとり、免疫力を最後まで回復しましょう。
睡眠に関しては以下の記事も参考にしてみて下さい。
口内を潤す
口が乾燥し、ドライマウスになると口内炎になりやすいとされています。
口内が乾き、粘膜が乾燥すると、免疫力低下、その結果、口内炎になりがちだからです。
そのため、お茶などを飲んで、口内の水分補給をしたり、ガムなどで唾液を出やすくしてあげましょう。
免疫力向上
口内炎を見れば体調が分かるともいわれています。風邪、疲労などで、免疫力が低下すると、すぐに口内炎が可能です。
口内炎ができることは、免疫力が落ちていることだと判断し、体を休息し、免疫力の回復を待ちましょう。
免疫力向上に関しては以下の記事を参考にしてみて下さい。
刺激物は控える
食事のときには、辛いものや、アルコール飲料などの刺激物は極力控えるようにしましょう。
口内炎は、刺激が強いものを食べると痛みとともに、症状も悪化します。
口内炎のせいで食事ができないという場合には、ゼリーやおかゆなどを食事のメニューに取り入れて、刺激の少ない食べ物で栄養補給を行いましょう。
1日3回の丁寧な歯磨き
口腔内には数多の細菌がいます。ちょっとした傷でもそこから、細菌に感染し、口内炎が多発します。
そこで、1日3回の丁寧な歯磨きを実行することで、多くの細菌を減じることが可能です。
正しい歯磨きの方法に関しては、以下の記事を参考にしてみてください。
市販の口内炎薬を服用する
口内炎薬を食後、就寝前に1日4回程度使用すると、口内炎を治してくれるので、傷みがマシになります。
殺菌作用もあり、予定より早く治すことが可能です。口内炎ができやすいという人は、試すとよいでしょう。
ストレス解消
ストレスがたまりすぎると、自律神経が乱れてしまいます。
自律神経の乱れは、免疫力を大きく左右しているので、なるべくストレスをかけない生活を心掛け、自身でもストレス発散方法を見つけておくことが重要です。
鼻呼吸をする
鼻づまりのために口呼吸をすると、細菌やウイルスが口から直に入るため、相当の注意をしましょう。
鼻呼吸を意識し、口呼吸はやめましょう。なお、いびきが出やすいという人は、横向きになって寝るのが良いでしょう。
口内炎をできにくくする5つの食品
口内炎をできにくくする食品には、免疫力アップがキーとなります。
意外にも、身近には、口内炎をできにくくする食べ物が手に取れます。
免疫力アップの食べ物に関しては、以下の記事も参考にしてみて下さい。
>>免疫力を高めて病気知らずの体へ!免疫力を高める食べ物10選
口内炎になりそうな気配がある時や、口内炎になってしまった時にはこれから紹介します食材をしっかりと採るように心掛けましょう。
それでは、ここからは、口内炎をできにくくする5つの食品を具体的に紹介していきます。
ハチミツ
ハチミツのねばりにより、口内炎がガードされた状態になり、刺激を伝えにくくなります。
さらに、抗菌消毒作用もあるためいいことばかりです。
ワカメ
ワカメには口内炎に効く、ビタミンB2が豊富で、口内炎以外でも、口内トラブル全般に効果を発揮します。
大根
大根の消炎効果は有効です。
口内殺菌作用に加え、大根に含まれるアミラーゼという消化酵素をとることで口内炎予防ができます。
熱を加えず、大根おろしにするとより効果的です。
ホウレン草
ホウレン草は、数ある野菜の中でも口内炎に効くビタミンBが豊富です。ゆでてそのまま食べると、より多く摂れます。
納豆
口内炎や口角炎などの他の口内病は、口内の粘膜がうすくなることで起きます。
この粘膜を強くするのがビタミンB2です。そして、納豆には豊富なビタミンB2が含まれているので、朝食に納豆を食べるのは、非常に合理的な食事といえそうです。
【注意】口内炎と思われがちの怖い病
口内炎は、ここまで解説してきました方法で治療をせず、放っておいたとしても、基本的には1週間から2週間ほどで治るでしょう。
しかし、1ヶ月以上の期間続き、治りが遅いという場合や、同じ場所に治ってはできてしまうを繰り返してしまう場合には、もしかすると怖い病気が進行中かもしれません。
口内炎には「アフタ性口内炎」など、原因がはっきりしているものもありますが例えば、「ベーチェット病」「白血病」「悪性リンパ腫」などが隠れている場合もあるのです。
いずれも免疫力低下と、初期症状としての口内炎ができる事と、治りにくいという特徴を持っています。
同じ場所に繰り返し口内炎ができてしまうケースでは、放置せず病院受診しましょう。
ここからは、口内炎に潜む怖い病気について具体的に紹介していきます。
あまり、深刻に考え過ぎず、あくまで参考程度にみておいてください。
びらん口内炎
口内炎症状をいったん放置すると、より腫れてしまい、びらん状態に進行し、ただれることがあります。
びらんができている箇所は一定ではありません。特に多いのは、口のわき、唇の上などにできます。
カタル性口内炎
物理的刺激でできる「カタル性口内炎」は、入れ歯、矯正器具といった装置があたったり、頬を思わず噛んでしまうと、細菌侵入で粘膜が腫れたり、水膨れになりますので、要注意です。
ウイルス性の口内炎
カンジタ菌が原因の「カンジタ性口内炎」、ヘルペスウイルスが原因でできる「ヘルペス性口内炎」があります。
その他、淋病、クラミジア、梅毒など性病の合併症で発症している口内炎もあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
口内炎はどなたでも、1度は経験がある症状といえます。
大人になるとできにくくなると思いますが、環境の変化を受けて、ストレスが思ったよりたまると、割と繰り返す治りにくい症状です。
ここまで当ページでは、以下の口内炎の治し方10選をご紹介してきました。
- 物理的な刺激を除去
- バランスよい食事
- 睡眠をきっちりとる
- 口内を潤す
- 免疫力向上
- 刺激物をやめる
- 1日3回の丁寧な歯磨き
- 市販の口内炎薬を服用する
- ストレス解消
- 鼻呼吸をする
口内炎は治らないと思って諦めず、まずは生活習慣を一番に改善することからスタートしてみましょう。
しつこい口内炎は、別の病気に進行しているケースもあるので、念のため、一度病院で診察を受けましょう。
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