厚生労働省の調査によると、国民の3人に1人は何らかのアレルギー症状を持っており、その中でもアレルギー性鼻炎を患っている人がダントツに多いという結果がでています。
アレルギー性鼻炎というと花粉症を思い浮かべる人も多いと思いますが、最近では季節にかかわらずくしゃみや鼻水、鼻づまりに悩んでいる人が増えてきました。
特に花粉症が流行る時期には、以下のような悩みが頭から離れない…という方も居るのではないでしょうか?
アレルギー性鼻炎の原因は何?
アレルギー性鼻炎を予防するには何をしたらいいの?
薬以外に治す方法はあるの?
もう何年もアレルギー性鼻炎に悩まされているというあなた…、実は、注射や薬以外でもあなた自身の体質を改善する事で完治させることができるのです。
当ページでは、誰でも簡単にできる体質改善方法、アレルギー性鼻炎を体質改善で治す10の方法について紹介しています。
長年アレルギー性鼻炎に悩まされ続けてきたという方も当ページをぜひ、参考にしてください。
アレルギー性鼻炎の原因
アレルギー性鼻炎の原因のひとつは、「アレルゲン」が増えたことです。
アレルゲンとは、アレルギーのもととなる物質で、食物アレルギーや蕁麻疹などがあります。
アレルギー性鼻炎のアレルゲンは、ダニやほこり、カビといったハウスダスト、花粉や大気汚染などさまざまです。
特に、最近では家の洋風化に伴って、気密性が高くなっています。
日本家屋で使われていた畳がカーペットに変わり、ダニが住みやすい環境になっています。
さらに、スギ花粉が多く飛ぶようになり、その花粉がアスファルトの上に落ちると、乾燥して再び舞い上がるといった悪循環を繰り返します。
また、ニュースでも話題になっている中国からのPM2.5も花粉以上に害のある危険因子です。
このように私たちのまわりには、アレルギー性鼻炎の原因がたくさんあります。
そのうえ、私たち自身もストレスや栄養バランスなど生活習慣が乱れてしまうと、免疫力が衰えてしまい、外からの刺激に対応できない体になってしまっています。
外の環境を今すぐに変えることができないとしたら、やはり自分自身の免疫力を高めて防衛するよう心掛ける必要があります。
アレルギー性鼻炎を治す10の体質改善方法
アレルギー性鼻炎にかかって生活や仕事に支障をきたすようであれば、薬や病院を頼ることも大切ですが、長年の慢性的なアレルギー性鼻炎の場合、対処法でしかありません。
根本治療は、免疫力を高めてアレルゲンを取り除くことです。
それでは、アレルギー性鼻炎を治す10の体質改善方法を具体的に紹介していきます。
軽い運動を習慣づける
運動はストレスを解消し、血液のめぐりをよくしてくれます。
ウォーキングなどもの軽い運動をすることで、代謝をアップして免疫力を高めてくれます。
睡眠を充分とる
睡眠中に出る成長ホルモンは、体を修復する役割があります。
日中の外部からの刺激に傷ついた粘膜を修復し、さらに免疫力もアップさせます。
住環境を清潔にする
アレルゲンの元となるダニやほこりをできるだけ近づかせないように、マメに部屋の掃除をしましょう。
タバコを吸わない、避ける
タバコの煙は鼻の粘膜の刺激になり、アレルギー性鼻炎の症状を悪化させます。
自分自身が吸う場合はもちろんですが、タバコを吸っている人や喫煙場所には近づかないようにしましょう。
食生活を見直す
コンビニ弁当、冷凍食品、ジャンクフードばかり食べていると脂質の高い食生活になってしまいます。
また、添加物も心配です。腸内環境が乱れて抵抗力が弱まる原因になります。
腸内環境を改善する食品を食べる
免疫力は腸内環境が作りだします。腸内環境は常に善玉菌と悪玉菌のせめぎ合い。
善玉菌を増やすためにヨーグルトをはじめとする発酵食品を積極的に摂るように心がけましょう。
腸内環境の改善に関しては以下の記事でも丁寧に解説しています。こちらも参考にしてみて下さい。
鼻うがいをする
花粉などが鼻の粘膜について起こるアレルギー性鼻炎では、原因そのものを取り除くようにするのも大切です。
10%程度の食塩水を鼻に入れて口から出すという鼻うがいに効果が期待できます。
ストレスをためない
どんな場合でもそうですが、ストレスは自律神経のバランスを崩してしまい、免疫力を落としてしまいます。
ストレスを感じない生活というのはありえません。
しかし、それをうまく解消する手段を見つけることによって、ためることなく生活することを心がけましょう。
アレルギー性鼻炎に効果のある食べ物を摂る
毎日の食卓にアレルギー性鼻炎を改善する食品を食べるようにしましょう。
ショウガには炎症物質を抑える作用があります。
シソやネギはヒスタミンを抑えて炎症を起きにくくしてくれます。
ヨーグルト、青魚、納豆、トマトなども腸内環境を整えたり、抗酸化作用があり、アレルギーを抑えてくれます。
漢方薬を試してみる
漢方は一時的にアレルギー症状を抑えるという効果は薄いのですが、体質の改善という点では、根本治療になります。
一人一人の症状によって専門の漢方医に処方してもらい、数か月スパンで改善していきます。
アレルギー性鼻炎を治すレシピ5選
アレルギーだけでなく、どんな病気に対しても免疫力向上効果のある栄養を考えた食事というのは、非常に大切な要素です。
食事からとる栄養には、体質改善してアレルギー性鼻炎を治してくれるものが沢山あります。
ここでは、身近にある食材で簡単にできるアレルギー性鼻炎を治すレシピをご紹介します。
ラッシー
出典:Bob&Angie
材料(4人分):
・プレーンヨーグルト 400ml
・牛乳 200ml
・はちみつ 大さじ3~4作り方:
①ボウルにヨーグルト、牛乳、はちみつを合わせてよく混ぜます。
②冷蔵庫でよく冷やした後、グラスに注いで出来上がり。
納豆チーズ丼
出典:Bob&Angie
材料(4人分):
・ご飯 丼4杯分
・納豆 4パック
・プロセスチーズ 80g
・かいわれ菜 100g
・しょうゆ 大さじ3
・七味唐辛子少々
・刻みのり少々作り方:
①プロセスチーズは7~8mm角に切り、かいわれ菜は長さを2等分に切ります。
②納豆に半量のしょうゆ、七味唐辛子を混ぜ、チーズを加えます。
③丼にご飯を盛り、②の納豆チーズをのせ、まわりにかいわれ菜を盛り、刻みのりを散らします。食べる時に残りのしょうゆをかけます。
サーモンソテーのサラダ
出典:Bob&Angie
材料(6人分):
・皮なし生鮭皮なし 300g
・塩 少々
・こしょう 少々
・白ワイン大さじ 1・1/2
・強力粉 適量
・オリーブ油大さじ 2・1/2
・玉ねぎ 30g
・ルッコラ 50g
・サニーレタス 60g<ヨーグルトソース>
・プレーンヨーグルト 80g
・生クリーム 小さじ2
・トマトケチャップ 小さじ1
・ケッパー(みじん切り) 小さじ1作り方:
①生鮭は食べやすい大きさに切ります。塩、こしょうをして白ワインをふり、しばらくおきます。
②生鮭の水気をふいて強力粉をまぶし、多めのオリーブ油を熱したフライパンで、表面がカリッとなるようにソテーします。
③玉ねぎは薄切りにし、水にさらします。ルッコラ、サニーレタスは食べやすい大きさにちぎって氷水につけパリッとさせ、各々水気をしっかり切ります。
④ヨーグルトソースの材料を混ぜ合わせ、塩、こしょうで味を調えます。
⑤器に③を盛って②をのせ、④を添えます。
れんこんの皮きんぴら
出典:レシピブログ
材料:
・れんこん 1本の皮
・にんじん 1本の皮
・醤油 小1
・みりん 小1
・酒 小1
・砂糖 小1/2作り方:
①れんこん皮とにんじんの皮をさっと洗って耐熱ガラスに入れます。
②調味料を入れます。
③レンジの強火で2分チンして混ぜたら出来上がり。
ノンフライれんこんチップス
出典:楽天レシピ
材 料(1人分):
・れんこん 適量
・塩・青のり 適量作り方:
①れんこんは皮をむき、スライサーで薄く輪切りにして水にさらします。
②水をよく拭き取り、重ならないようにクッキングシートに並べます。
③電子レンジで加熱し、カリッとさせます。目安は500wで5~6分
④塩・青のりを好みで振り、盛りつけます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
食生活や生活習慣などを見直すことで、アレルギー性鼻炎を治したり、予防することができることがお分かりいただけたでしょうか。
当ページでは以下のアレルギー性鼻炎を体質改善で治す方法をご紹介してきました。
・軽い運動を習慣づける
・睡眠を充分とる
・住環境を清潔にする
・タバコを吸わない、避ける
・食生活を見直す
・腸内環境を改善する食品を食べる
・鼻うがいをする
・ストレスをためない
・アレルギー性鼻炎に効果のある食べ物を摂る
・漢方薬を試してみる
また、食生活でもアレルギー性鼻炎を予防できる以下のような美味しいレシピもご紹介してきました。
・ラッシー
・納豆チーズ丼
・サーモンソテーのサラダ
・れんこんの皮きんぴら
・ノンフライれんこんチップス
アレルギー性鼻炎をなんとかしようと市販の点鼻薬などを長年使用していると、鼻の粘膜がかえって肥大して厚くなってしまうため、鼻づまりが重症化してしまうそうです。
できるだけ、薬に頼らずに、ここまで当ページで解説してきました体質改善の方法でアレルギー性鼻炎を治すように心掛けましょう。
当ページを読まれている方は以下の記事も読まれています。こちらも参考にしてみて下さい。