これから冬から春に向かって徐々に暖かくなっていくと本当なら嬉しいいはずなのに、花粉症が原因で憂鬱な気分になる方も多いのではないでしょうか?
花粉症の対策として考えられるのは、花粉用マスクをして、花粉対策用のゴーグルのような眼鏡をかけ、それでもなかなか止まらないのが、くしゃみや、鼻水、そして目のかゆみですよね。
専門医に診てもらったり、処方箋を服用するのもいいのですが、実は今「花粉症に効く」という話題になっている食品があります。
花粉症に効く食べ物として最近、特に注目を集めているのがレンコンです。
実は、レンコンには、活性酸素を除去してくれる、ポリフェノールが豊富に含まれています。
また、ムチンという物質が腸の菌のバランスを整えていき、花粉症対策に効果的と言われています。
さらに、具体的にはレンコンに含まれるタンニンに、止血や、咳止め、消炎(粘膜の炎症を抑える)などの効果もあって、ビタミンCが粘膜を丈夫にしていくのです。
さらにレンコンを切ってみると、そこから出てくるネバネバ成分のムチンが粘膜を保護していき、毒素を排出していきます。
もちろん、レンコンはそのまま食べるだけでなくて、レンコンエキスにしたほうが吸収力があがり、オリゴ糖をプラスすることでより吸収を補助します。
また、レンコンの絞り汁を患部(鼻の中など)に塗布するのも効果もあります。
そこで、当ページでは、花粉症対策にも効果絶大の簡単に作れるレンコンレシピ10選をご紹介いたします。
花粉症予防、花粉症対策のためにも是非、参考にして下さい。
花粉症にレンコンが効く理由
レンコンが花粉症に効く理由として、ある実験をご紹介いたします。
実は、2008年、埼玉医科大学の和合治久教授と日本アレルギー応用研究所の研究結果によって、レンコンに花粉症の症状を抑えて免疫力を高める作用があることを発見しました。
和合教授によれば、1日に40gの輪切りレンコンを毎日摂取すれば、2週間以内に、約6割ほどの花粉症患者の症状が改善されたのです。
さらに、レンコンの成分と乳酸菌を組み合わせて摂取すれば、より免疫機能が活性化されるのです。
そこで、レンコンに含まれる成分で、花粉症改善に効果があるとされる成分があってこその改善策なのです。
まずは、タンニンです。
タンニンは、ポリフェノールの一種で、レンコンの黒い斑点や紫がかっている部分に含まれています。
アレルギー症状を引き起こす抗体を抑制する働きを持つています。抗体が体内に増えすぎるとくしゃみや鼻水などの症状が現れますが、タンニンを摂取すれば、それらの症状を緩和してくれます。
次に、ムチンです。
ムチンは、レンコンに含まれる独特の粘り成分です。
粘膜を保護したり、修復したりして、花粉症によって起こる炎症を抑えていきます。
普通に食べるだけでなくて、レンコンを皮ごとすりおろして絞った汁を鼻の内側に塗っても効果抜群です。
特に、つらい鼻づまりにも効果ありです。
次に、ビタミンCです。
レンコンは優れた抗酸化力を持っていて、免疫力強化に繋がるビタミンCが豊富です。
ビタミンCは熱に弱いという性質を持っていますが、レンコンはそもそもでんぷんが多いため、熱を通してもビタミンCが壊れにくいです。
次に、食物繊維です。
食物繊維は、腸内環境を整えてくれる食物繊維が豊富です。
腸の働きが整うと免疫力がアップしていき、アレルギーに負けない身体をつくることができます。
花粉症対策はもちろんですが、風邪をひきにくくする免疫力向上や、丈夫な体作りのために以下の記事も非常に参考になりますので、是非チェックしておいて下さい。
花粉症対策に効果的な簡単レンコンレシピ10選
レンコンが花粉症対策に効果的であるという事は、ここまでのまでの解説で分かって頂けたかと思います。
ここからは、具体的にレンコンを使った人気の簡単レシピを解説していきたいと思います。
れんこんとハムのサラダ
出典:Bob&Angie
材料(2人分):
基本の冷凍れんこんスライス100g
ロースハム1枚(18g)
マヨネーズ 小さじ2
カレー粉 小さじ1/4
酢小さじ 1/2
塩 少々
黒こしょう(あらびき) 少々
作り方:
①レンコンは、2~3mm厚の半月切りにします。大きいものはいちょう切りにします。
酢水(分量外)にさらし、水気を切ります。ペーパータオルで水気をふき取って、
使いやすい分量に小分けにして、ラップに包んで冷凍します。
(できるだけ薄くすれば、広げて包むと使いやすいです。)
②鍋に湯を沸かし、酢少々(分量外)を加えて、れんこんを凍ったまま入れます。
再沸騰してきたら、30秒~1分ゆで、ザルに上げて冷まします。
③ハムは短冊切ってください。
④調味料を混ぜ合わせ、和えればできあがりです。
しゃきしゃきレンコンの梅しそマヨサラダ
出典:cookpad
材料(4人分):
れんこん 1節
梅干し 大1個
大葉 5~6枚
ポン酢 大さじ2
マヨネーズ 大さじ3
白胡麻 適宜
作り方:
①レンコンは2~3㎜の厚さに切って、細いものならそのまま、太い場合は半月またはいちょう切りします。
酢水に5~10分さらしてあくを抜いてください。
②大葉は幅を半分にしてから細切りにして水気をしぼって、梅は種を除いて粗くたたきます。
③レンコンをざるに上げて水気を切って、鍋に湯をわかして、れんこんをその中に入れます。
そのまま強火で再び沸騰したら1~2分ゆで、すぐにざるに上げてください。
④熱いうちにポン酢を入れて全体になじませ、荒熱がとれたらマヨネーズも加え、梅、大葉も混ぜて、器に盛ってから白胡麻を振ればできあがりです。
レンコンの甘酢漬
材料(4人分):
れんこん 150g
甘酢 酢100ml
砂糖 大さじ1
塩 小さじ1/3
うすくちしょうゆ 小さじ1/2
赤唐辛子 1本
作り方:
① レンコンは皮をむいて乱切りにして、酢水にさらして、熱湯でさっとゆでます。
② ボウルに入れて甘酢を合わせ、30分以上漬ければできあがりです。
もちもちレンコン磯辺揚げ
出典:cookpad
材料(4人分):
レンコン 400g
卵 1個
塩 ひとつまみ
片栗粉 山盛大さじ1
海苔 全型2枚
揚げ油 適量
タレの材料:
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ2
砂糖 大さじ2
作り方:
①レンコン、水に濡らしたキッチンペーパーでくるみラップをしてレンジで加熱し、すりおろし粗熱を取ります。
②すりおろす際、小さくなった蓮根はザク切りにして合わせてください。
③ すりおろした蓮根に卵・塩・片栗粉を混ぜ合わします。
④油を中温に熱している間に海苔を16枚切りにし蓮根のすり身をのせます。
⑤海苔面を下にし油に入れて、蓮根のすり身がキツネ色になるまで揚げます。
⑥油を切って、熱いうちに蓮根面に刷毛でサッとタレを付けてできあがりです。
もし、甘めがお好みの方は、蓮根面をタレに浸してもOK!
レンコンチーズ焼き
出典:cookpad
材料:
レンコン 二節
チーズ お好きなだけ
塩コショウ 少々
サラダ油 大さじ1
作り方:
①レンコンを3mm位にスライスし水に浸しておきます。
②フライパンにサラダ油をひき、レンコンを炒めていきます。塩コショウを軽くふります。
③レンコンを取り出しておきます。
フライパンにチーズをひとつまみづつ、5~6箇所においておきます。
④チーズの上にレンコンをおいて、チーズがカリカリになるまで焼いてください。
一度裏返して、レンコンにも少し焦げ目をつければできあがりです。
レンコンつくねの照り焼き
出典:楽天レシピ
材料(4人分):
れんこん 2節(250g)
豚ミンチ 200g
卵 1個
塩 少々
パン粉 大さじ8
大根おろしつゆ
大根 10㎝
めんつゆ(3倍希釈タイプ)大さじ8(一人大さじ2)
天ぷら衣 薄力粉 適量
卵水(卵に水を加えてといたもの)200ml
サラダ油 適量
作り方:
①レンコンは皮をむいて、スライスし、酢水にさらしてください。(24枚に分け12組作ってください。)
そして、スライスし、酢水にさらしてください。(24枚に分け12組作ります。)
② ボウルに豚ミンチと塩、卵、パン粉を加えて混ぜて、12等分してください。
③水分を拭き取って、スライス面に薄力粉をまぶしつけて、ミンチを挟んで成形します。
④天ぷら衣を作って、衣をつけて180℃の油で揚げ、大根おろしにめんつゆを加えて、電子レンジで温めればできあがりです。
レンコンとひき肉の味噌炒めげ
出典:cookpad
材料(2人分):
レンコン 1節(約300g)
合いびき肉 150g
さやいんげん 3~4本
合わせ調味料
みそ 大さじ1
砂糖 大さじ1
酢(少々)
しょうゆ (少々)
サラダ油(少々)
作り方:
①レンコンは皮が薄く、包丁ではむきづらいので、ピーラーを使い、両端を薄く切り落とし、皮を繊維にそって縦に薄くむいていきます。
②切り口が空気に触れて変色しないよう、切ったものから酢水(水2カップに対して、酢小さじ1が目安)にさらし、 5~10分おきます。こうすることでアクも抜けます。
③レンコン、下準備を参照して皮をむいて、一口大の乱切りにします。
④酢水にさらして、ざるに上げて水けをきってください。
⑤ボールに入れてしょうゆを加え、全体にからめてください。
⑥さやいんげんは、へたとあれば筋を取って、耐熱皿にのせてふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W使用)で1分ほど加熱します。
粗熱が取れたら、斜めに2つ~3つに切って、小さめの器に、合わせ調味料の材料を混ぜ合わせます。
⑦フライパンにサラダ油小さじ2を中火で熱し、レンコン入れて5分ほど炒めます。
⑧焼き色がついたらひき肉を加えて、木べらで肉をほぐしながら炒め合わせます。
肉の色が変わったら、合わせ調味料を加えて混ぜながら全体になじませて、いんげんと、酢大さじ2を加えてさっと混ぜればできあがりです。
たたきレンコン汁
材料(2人分):
レンコン 80g
わかめ(塩蔵・もどしたもの) 40g
三つ葉 6本
だし汁 2カップ
しょうゆ小さじ 1と1/2
みりん 小さじ1
塩 小さじ1/4
作り方:
①レンコンポリ袋に入れて、めん棒などで細かくたたいてください。
②わかめはひと口大に切ってください。
③三つ葉は3㎝の長さに切ってください。
④ 鍋にだし汁と入れ、蓋をして加熱し、沸騰したら弱火で5分煮ます。
⑤しょうゆ、みりん、塩で調味して加えて沸騰させ、三つ葉を加えて火を止めればできあがりです。
レンコンのだんご汁
出典:cookpad
材料(4人分):
レンコン 240g程1本
小麦粉 大3
片栗粉 大3
塩 少々
だし汁 4カップ
薄口醤油 大2
みりん 大2
長ねぎ 適量
かいわれ 少量
酢 少量
作り方:
① レンコンの皮を剥いて、酢水に5分程つけておきます。すりおろす分正味200gと、残りのれんこん(細かく刻む)に取り分けます。
② 水気を拭き取ったレンコン200gをすりおろし、ザルにとって、かたく絞って汁気をきります。(ちなみに汁は後で使います)
③取り分けておいたれんこんを荒みじんに刻んでください。
④ボールに絞ったレンコン、小麦粉、片栗粉、刻んだレンコン、塩を加えてよく混ぜます。
そして小さく丸めて団子にします。(12個位)
⑤長ねぎを斜め薄切りにしておきます。
⑥鍋を煮立ててから団子を入れます。弱火で3~4分煮たら、長ねぎとれんこんの絞り汁を加えてください。
ひと煮立ちしたら火を止め、かいわれをのせてできあがりです。
生活習慣改善で花粉症対策
花粉症を予防するには、実は生活習慣と食生活の改善が重要です。
花粉症は一度なってしまいますと、なかなか治すことが不可能です。
最近では、専門医で、様々な花粉アレルギーの治療をやっていますが、そのような医療機関に頼ることなくしっかりと予防すれば花粉症になる可能性が低くなります。
だからこそ、まずは花粉症にならないように生活習慣と食生活を見直すことが必要になってきます。
生活習慣と食生活の改善と同時に、自分で花粉を吸い込まないようにし、体内に入れないようにしてください。
まずは、自宅の中にできる限り花粉は入れないようにするなどの基本的な対策を行ってみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
花粉症に悩んでいる方も、そうでない方も人気の簡単レンコンレシピ10選ですが、花粉症対策にも効果絶大ですから、皆さんも食べてみたいと思いませんでしたか。
もし、作ったことがないなら、今日からでもぜひチャレンジしてみるのもいいかと思います。
以下に今回紹介しましたレンコンレシピ10選まとめておきます。
- れんこんとハムのサラダ
- しゃきしゃきレンコンの梅しそマヨサラダ
- レンコンの甘酢漬け
- もちもちレンコン磯辺揚げ
- レンコンチーズ焼き
- レンコンつくねの照り焼き
- レンコンのはさみ揚げ
- レンコンとひき肉の味噌炒めげ
- たたきレンコン汁
- レンコンのだんご汁
花粉症は、かかってからでは、治療がとても難しく、1度花粉症にかかってしまえば毎年、花粉が飛散する時期に症状が出てしまいます。
また、現在、花粉症ではないという人も毎年吸い込んでいる花粉が原因となり、いつ花粉症の症状が出るかは分からないのです。
そこで花粉症にならないためには、花粉を体内に入れないつまり花粉(アレルゲン)を除去し、回避していくことが花粉症予防の基本となってきます。
しかしながら、すでに花粉症になってしまっている人は、ちょっとでも花粉症の症状を軽減するために、まだ花粉症でない人は、今後もならないために、食生活や生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。