
おりものの色は、健康状態の影響を受けて変化します。
おりものは病気などの何らかの異常を知らせてくれる重要な役割を担っているので、普段から自分のおりものの状態を把握しておくことは大切なことです。
おりものってそもそもなんで出るの?
おりものの色に異常があるときの原因は?
おりもの対策は?
当ページでは、おりものの色に対してや、その色から予想する体が出しているサインとその対策方法10選を具体的に紹介しています。
最近、おりものの色がおかしい、おりものが臭い…といった症状に心当たりがある女性は参考にしてみて下さい。
おりものの原因
おりものというのは膣や子宮の出口で作られる分泌物です。
膣内の潤いを保ち、雑菌の侵入や増殖を防ぐ働きを持っています。
おりものは酸性です。この酸性はデーテルライン桿菌(かんきん)という善玉菌によって保たれており、大腸菌やカンジダ真菌などの雑菌が増えないように働いています。
正常なおりものは、半透明~白っぽい色で卵白のように少し粘り気があります。
月経直後は臭いが強くなることがありますが、それ以外はほとんど臭いがないのが正常です。
おりものにいつもと違った色がつく場合、あるいはにおいがきつくなる場合、何らかの感染症や子宮頸がんなどの大きな病気が潜んでいる場合があるので、注意が必要です。
白色
おりものが酒粕状、クリーム状、チーズ状、豆腐のカスのようにぼろぼろとしている場合は、カンジダ腟炎、頚管炎などが疑われます。
カンジダ腟炎の場合には、強いかゆみを伴うことがあります。
おりものの量が増え、発熱や下腹部が痛くなる場合には、子宮内膜炎や卵管炎の疑いがあります
黄~緑白色
白血球や細菌が多く混入しているために、膿性黄白色・黄色・緑色になります。
腐ったような悪臭を伴う黄色っぽいおりものが増え、外陰部がかゆい場合にはトリコモナス腟炎が疑われます。
多くは性交で感染しますが、症状が進むと緑色っぽくなったり、泡が混じったりして痛みを伴うようになります。
黄色で、おりものの量が増え、発熱や下腹部痛を伴う場合には、子宮内膜炎や卵管炎の疑いがあります。
また緑色をしていて、下腹部に痛みがある場合には、クラミジア感染症の可能性があります。
茶褐色
茶褐色や赤っぽい場合には、おりものに血が混じっている可能性があります。
悪臭がしたり、おりものの量が増加したなどの症状が重なっている場合には、子宮頚がん、子宮体がんなどが疑われますので、早めに産婦人科で診てもらいましょう。
おりものの対策方法10選
おりものの量が増えたりすると、不快感が増してビデで洗い流したり、おりものシートを使ったりします。
しかし過剰にやり過ぎるとかえって悪化させてしまう可能性もありますから、正しいおりもの対策が必要です。
それでは、おりものの対策方法10選を具体的に紹介していきます。
膣内に異物が入っていないかをチェック
タンポンやコンドームを入れたまま放置してしまうことで、膣内の雑菌が増えておりものが増えてしまうことがあります。
タンポンはこまめに交換して清潔を保ちましょう。
生理周期の乱れが無いか
月経前は、おりもの量が増える時期。臭いが強くなることもあり、粘液に少量の血が混じることがあります。
月経直後はしばらく血液が残って褐色のおりものが出ることがありますが、その後、量が減ってさらっとした状態になります。
おりものの変化のパターンを知ることは、自分の体の健康状態をつかむことです。
おりもの対策用品を使う
おりものシートなどおりもの対策用品を使いましょう。
かぶれたり蒸れたりしないようにオーガニックコットンの布製がおススメです。
またおりものシートはつけっぱなしにせずに、常に新しいものと取り替えることも大切です。
清潔を保つ
膣内の周辺のデリケートゾーンは全体的に温度と湿度があり、細菌が繁殖しやすい環境です。
タンポンやナプキンはこまめに取り替え、ビデで洗浄しましょう。ただしやり過ぎは禁物です。
風通しのよい下着にする
下着は風通しがよく、吸水性に優れた100%コットンのものにしましょう。
蒸れを防いで細菌の繁殖を抑えます。
洗い過ぎないようにする
臭いが気になるからといって、何度も洗ってしまうと、善玉菌まで洗い流してしまうことになるので、ほどほどにしておきましょう。
アンダーヘアーをカットする
アンダーヘアーをカットすることで通気性が増し、雑菌が繁殖するのを軽減することができます。
ツルツルにしなくても、ヘアの量を減らすだけでも十分な通気性を得ることができます。
失敗しない正しいアンダーヘアのカットに関しては以下の記事も参考にしてみて下さい。
>>女子のデリケートゾーンの毛の処理方法!皆はどうしてる!?
甘いものはほどほどに
ストレス解消のために甘い物を過剰に食べてしまう人は要注意です。
糖分は細菌の栄養源になるため、血糖値が高いと雑菌が繁殖しやすくなります。
膣内を酸性に戻す
正常な膣内は酸性を保っています。このことで雑菌を増やさず、臭いも発生させません。
しかしこの酸性バランスが壊れると雑菌が増えてしまいます。
そこで乳酸で洗浄することで膣内を酸性に戻す洗浄薬が市販されているので、ぜひ試してみてはいかがでしょう。
腸内の洗浄に関しては以下の記事も参考にしてみて下さい。
免疫力を高める
膣内の免疫力を高めることで、ほかの雑菌から守ります。
おりもの色は膣内の環境をあらわすものですから、常に健全に保つためには免疫力を強化する必要があります。
以下の記事では免疫力を上げる方法を具体的に解説しておりますので、こちらも併せて参考にしてみて下さい。
>>免疫力を高めて病気知らずの体へ!免疫力を高める食べ物10選
食べ物でおりものを改善
おりもののトラブルを抱えている人に多く見られるのが、朝食を食べなかったり、ダイエットで食事量を減らす、間食でスナック菓子などを良く食べるなどです。
食事のリズムが崩れると、自律神経が乱れやすくなってきます。
すると、女性ホルモンのバランスが崩れるなどの不調が起こります。まずは一日の食事を見直しましょう。
先ず基本的に玄米やライ麦パンなどの未精製の穀類を取り入れるようにしましょう。
白米など精製されたものよりもミネラルやビタミンが豊富に含まれています。
朝食には果物や野菜を中心にとって、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養を補いましょう。
夕飯はタンパク質を中心に摂ることで、女性ホルモンの生成を促すことができるので、大豆や魚を中心とした食事にします。
夕食は早めにとって、寝るときの胃腸の負担にならないことが大切です。
月経前は甘いものなどの糖分が欲しくなる時期でもあります。
しかし、糖分は雑菌のエサになるので、おりものがひどいときにはできるだけケーキなど甘くてカロリーが高いものは避けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
おりものの役割を知れば、おりものの状態を観察することで自分の健康のバロメーターになることがわかると思います。
このページでは以下のおりものの色から予想する体のサインとその対策方法を紹介してきました。
- 膣内に異物が入っていないかをチェック
- 生理周期の乱れが無いか
- おりもの対策用品を使う
- 清潔を保つ
- 風通しのよい下着にする
- 洗い過ぎないようにする
- アンダーヘアーをカットする
- 甘いものはほどほどに
- 膣内を酸性に戻す
- 免疫力を高める
女性にとっておりものは、多ければ不快になりますし、臭いも気になるところです。
しかし、膣内の健康を守ってくれるものですから、神経質になりすぎて常に洗浄を続けていると、善玉菌も洗い流してしまい免疫力が落ちるので注意しましょう。



